日ロ、首脳レベルの対話継続 首相、ロ大統領と電話会談
2014/09/21 22:05【共同通信】
安倍晋三首相は21日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、首脳間を含め、さまざまなレベルで対話を継続する方針で一致した。両首脳は日ロ関係やウクライナ情勢をめぐり意見交換。プーチン氏は首相の60歳の誕生日を祝い、首相は謝意を示した。首相は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせたプーチン氏との個別会談実現を目指す。
首相は21日のNHK国際放送番組の収録で「日本とロシアの平和条約を結ぶのは国益だ。その意味で首脳間の対話は必須だから、そういう観点からも検討を進め、国益にかなう形で判断したい」と述べた。
◎上記事の著作権は[47NEWS]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
安倍首相「対話重ねプーチン大統領訪日模索」
NHK NEWS WEB 9月21日 21時01分
安倍総理大臣は21日に収録されたNHKの国際放送で、ロシアのプーチン大統領との間で建設的な対話を続け日本訪問の実現を模索していく考えを示しました。
このなかで安倍総理大臣は「プーチン大統領とは私が総理大臣に就任して1年9か月の間に、5回首脳会談を行うことができた。大統領との間では建設的な対話を続けていきたい」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は、プーチン大統領の日本訪問について「日ロの間ではいまだに平和条約が締結されていない。平和条約を結ぶことは日本にとっても国益で、その意味で首脳間の対話は必須であり、そういう観点からも検討を進め、国益にかなう形で判断していきたい」と述べ、ウクライナ情勢なども考慮しながら、日本訪問の実現を模索していく考えを示しました。
また、安倍総理大臣は今週、国連総会で行う一般討論演説について、「日本がこれから進めようとしている『積極的平和主義』を世界に発信していきたい。国際社会の大問題であるエボラ出血熱や『イスラム国』の問題も、日本がリーダーシップをとって積極的に貢献していくことを話したい」と述べました。
さらに安倍総理大臣は、国連の創設から来年で70年になることに関連して、「加盟国がものすごく増え世界のありようも大きく変わった。21世紀にふさわしい国連の形に変えていくべきだ」と述べ、安全保障理事会の常任理事国入りを目指す考えを重ねて示しました。一方、安倍総理大臣は日中関係について、「中国の平和的な発展は日本にとってチャンスだ。国境を接している国どうしはさまざまな問題を抱えているが、問題や課題があるからこそ首脳同士が対話すべきだ。APEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が開催される中国への訪問は、総理大臣就任以来50番目の訪問国となるが、その際、ぜひ首脳会談を行いたい」と述べました。
このインタビューは、インターネットの英語サイト「NHKワールドオンライン」で見ることができます。
URLは以下のとおりです。http //www.nhk.or.jp/nhkworld/ また、インタビューの詳しい内容は、NHKワールドTVで22日午前8時から放送します。
◎上記事の著作権は[NHK NEWS WEB]に帰属します
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 日ロ首脳対話継続に意欲 プーチン氏、訪問中の森喜朗元首相に表明 安倍首相の親書、その場で読む 2014-09-11 | 国際
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 「今秋のプーチン大統領訪日に変更なし」 ロシア外相 2014-08-25 | 国際
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 日本、非常任理事国当選確実に 円借款軸に6000億円合意 日バングラデシュ首脳会談 2014-09-08 | 国際/中国/アジア
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◇ 『知の武装 救国のインテリジェンス』手嶋龍一×佐藤優 新潮新書 2013年12月20日初版発行 2014-03-04 | 本/演劇…など
...................