産経ニュース 2014.10.26 21:33
【佐世保高1女子殺害】パワハラ児相幹部、精神科医の通報に「放っておけ」 県が調査
長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、逮捕された少女(16)を事件前に診察した精神科医からの通報を県の佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)が放置した問題で、通報を受けた職員に対し上司の男性幹部が「放っておけ」と発言したことが26日、県の調査で分かった。
県は9月下旬、この幹部が部下にパワハラを繰り返したとして文書で厳重注意処分にしている。発言内容は児相関係者に聞き取りをする中で出てきた。精神科医の通報を放置した理由について県はこれまで、幹部の部下の職員が「関係機関からの問い合わせ」と判断し内部処理したためと説明しており、今後、幹部の発言内容の詳細を確かめる。
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産経ニュース 2014.10.26 08:32更新
佐世保事件対応の最中も? パワハラで児相幹部厳重注意 医師通報時の詳細を調査
長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件の約1カ月半前に、逮捕された少女(16)を診察した精神科医からの通報を放置した県の佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)で、部下にパワハラをしていたとして県が男性幹部を厳重注意処分にしていたことが25日、県関係者への取材で分かった。
県は、この幹部が精神科医からの通報の報告を受ける立場だったことから、当時の対応の詳細を調べている。
県関係者によると、児相幹部は勤務姿勢や業務上のミスについて、日常的に部下を厳しく叱責したり威圧的な態度を取ったりしていた。体調を崩し、長期休暇を取った職員もいるという。
事件後に職員の内部告発で発覚し、県は聞き取り調査を実施。児相幹部が部下と良好な関係を築かず、パワハラを繰り返していたとして9月下旬、この幹部を厳重注意処分にした。
県によると、児相の職員は6月10日、精神科医からの通報を受け、医師が「(少女が)人を殺しかねない」と懸念しているとの内容をこの幹部らに伝えていた。しかし、結局、児相は内部処理で済ませ放置した。
児相の宮崎慶太所長は「職場の人間関係の問題が、今回の事件に影響を及ぼしたとは考えていない」と話している。
事件は7月26日に発生し、少女は翌27日に殺人容疑で逮捕された。
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