2014.11.1 05:04更新
【産経抄】11月1日
はてさて面妖な展開になってきた。仁川アジア大会で、韓国人記者のカメラを盗んだとして略式起訴され、日本選手団から追放された競泳の冨田尚弥選手が、「潔白」を訴える記者会見を開くという。
▼「事件」は9月25日、アジア大会の競泳会場で起きた。冨田選手は容疑を認め、被害者とは示談も成立した。日本水泳連盟は、選手登録を1年半停止する処分を下し、一件落着したはずだった。
▼1カ月以上もたってから潔白を主張するなら、なぜ捜査段階でそう言わなかったのか。弁護士は、「容疑を認めないと出国させない、と韓国当局に言われたようだ。不安があって認めてしまったようだ」と言う。
▼いまの韓国では、さもありなん、と思わせる素地はある。セウォル号沈没時の「空白の7時間」を扱ったネットのコラムが、朴槿恵大統領の逆鱗(げきりん)に触れ、小紙前ソウル支局長が名誉毀損(きそん)で起訴される前、取り調べに当たった検察官はしきりに「謝罪の意思はあるのか」と尋ねたという。
▼謝る理由なぞどこにもない前支局長は、むろん突っぱねたが、世間知らずの若者が異国での取り調べに動揺したとしても無理はない。彼の言い分は十分吟味が必要だが、帰国したい一心でうなずいてしまった可能性はある。
▼韓国では裁判所も暴走中だ。ソウル中央地裁は、戦時中に動員された韓国人女性に苦痛を与えたとして富山の会社に1億6千万円の賠償を命じた。現大統領の父が主導した日韓請求権協定で、個人請求権は消滅しているにもかかわらず。こんな国で歓迎される日本人は、歴史に無知な日教組の先生たちや日韓議員連盟のセンセイぐらいだろう。しばらくは、遊びで彼(か)の国へ行くのは控えた方がいい。君子危うきに近寄らず、である。
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弁明会見の競泳・冨田 後悔「心が弱かった」「自分が悪い」
スポニチアネックス 2014年11月6日 14:40
今年9月に仁川アジア大会でカメラを盗んだとして略式起訴処分を受けた競泳男子平泳ぎの冨田尚弥(25)が6日、名古屋市内で弁明会見を行った。
会見がスタートしてから、約1時間。代理人の国田武二郎弁護士が事件の経緯、冨田の潔白などを資料を読みながら熱弁。その間、資料に見入り、視線を落としていたスーツ姿の冨田が午後2時11分、ついに口を開いた。
冨田はファンに対し「僕が強い意志を持って警察署でやっていないということを言えばよかったのですが、僕の心が弱くて迷惑を掛けてしまったので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪。
「韓国に残って、帰国できない状況になるのが一番怖かった」と一度、容疑を認めてしまったことに「心が弱かった」と後悔。「それでも韓国に残って、やっていないと言える心がなかった自分が悪かったと思います。認めた自分が悪いと思います」と自責した。
カメラは怪しい男性にかばんに入れられてしまったと主張。「あの時、その場でカメラを出して、その人に渡すことができていれば、今の状況はなかったと思います」と振り返った。
冨田は会見に先立つ5日、窃盗を否定。大会中の9月25日にプールサイドで練習を見ていた際に「後ろから左手をつかまれ、バッグから手を離して振り払った時に変なものを入れられた」と説明。問題の人物は「濃い緑色のズボンをはいたアジア風の男。40歳前後」と語った。韓国警察の事情聴取で容疑を認めた理由は「認めれば刑は軽くなるし、大ごとにはならない」と言われたからと説明した。
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<カメラ窃盗>「冨田はハメられた」担当弁護士が“韓国の陰謀説”唱える
東スポWeb 2014年11月05日 11時10分
アジア大会(韓国・仁川)で競泳の冨田尚弥(25)が一眼レフカメラを盗んで略式起訴された問題で、6日に冨田とともに名古屋市内で弁明会見を開く担当の國田武二郎(くにた・ぶじろう)弁護士が4日、本紙直撃に韓国の陰謀説を唱えた。韓国警察が犯罪の証拠としている防犯カメラの映像は決定的シーンが写っていないとの主張を展開。不可解判断を連発する韓国司法界に疑問の目を向け、徹底抗戦を表明した。
――日本水泳連盟から2016年3月31日までの選手登録停止処分が発表された。現在の本人の様子はどうか
國田弁護士:悶々としています。帰国直後は急性ストレス反応を示していた。通院はしてない。今は家にいます。精神的に冤罪を受ける屈辱感で不安定になっている。
――「自分は盗み行為はやってはいない」と訴えているが、韓国側は防犯カメラの映像を証拠としている
國田:直接、本人が盗んだシーンは写っているか? 本人が確認させられた場面ではボヤけて写っている。盗んだ場面はなかった。
――日本オリンピック委員会(JOC)本部員が映像を確認している
國田:昨日(3日)のテレビ番組でアジア大会日本選手団の青木(剛)団長がシーンを確認しているとあった。今日(4日)、青木さんの自宅に電話したら「隠しカメラの映像は一切、見ていない。報告だけ受けた」と言っている。JOCにかけてみても(犯罪の決定的シーンを見たという)裏が取れてない。日本人のどなたが確認したのか疑問。
――韓国側が「盗んだ場面がある」と主張してもうのみにはできないと
國田:警察がそういう場面が「あるある」と言ってもおかしい。その場にいたことは本人も認めている。だったら(映像を)公開すればいい。(冨田に)動機はない。盗んでどうするの? 人目につく場所でしょ。まして日本代表で行っている。私の経験から言ったら考えにくい。韓国の司法制度は産経新聞(前)支局長を名誉毀損で在宅起訴したり、セウォル号の船長に殺人罪で(死刑を)求刑したり、とても日本では考えられない。(今回も)少なくとも日本に対する何か厳しい姿勢がある。冨田君はハメられたと思います。
――韓国に出向くなりして映像を確認する手段はとらないのか
國田:問題は韓国が見せてくれるかどうか。普通は裁判じゃなきゃ、見せられない。冨田君と一緒に行った場合にイチャモンつけられて出国停止になったら困る。今の日本VS韓国の関係がありますから。冨田君は(前所属の)デサントからも水連からも切られている。弁護士の費用もかかる。
――あくまで無罪を訴えていくのか
國田:彼は有望なスイマー。日本の世論を沸き立たせて、韓国が再捜査をやってくれることを望んでいます。
◎上記事の著作権は[東スポWeb]に帰属します *〈國田武二郎(くにた・ぶじろう)弁護士〉のリンクは来栖
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◇ 日本は人質司法 罪を認めなければ保釈されない 後藤昌弘(弁護士) 2010-02-23 | 後藤昌弘弁護士
◇ 人質司法 2012-10-29 | 社会/司法
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◇ 検察を支配する「悪魔」 田原総一朗+田中森一(元特捜検事・弁護士)
普通の人は、連日、検事から責められて辛い思いをすると、事実とは違っていても認めてしまう。しかし、裁判で事実を明らかにすれば覆ると思っているので、裁判に望みを託す。
日本の場合は人質司法で、罪を認めなければ保釈されないので、なおさらこの罠にはまりやすい。何日も自由を拘束されて、厳しい取調べで肉体的にも精神的にも苦痛を受け続けると、一刻も早く家に帰りたいと思うようになる。
事実であろうが、なかろうが、罪を認めれば、帰れる可能性が出てくる。そして、その場から逃れたい一心で、検事の言うがままになる。だが、これは、非常に甘い考えです。
と言うのも、一度、調書がつくられて、それにサインしてしまえば、それが事実ではなくても、裁判でも通ってしまうからです。客観的なアリバイなど、よほど明白な証拠でもない限り、弁護士でも検事調書の内容をひっくり返すのはむずかしい。
◇ 三重県朝日町 中3女子 殺害事件 わいせつ致死で、少年を津地方検察庁に送り返す逆送 決定 2014-04-18 | 社会
わいせつ致死で少年を検察に送り返す決定
NHK NEWS WEB 4月18日 18時47分
去年8月、三重県朝日町の空き地で、中学3年生の女子生徒を殺害して現金を奪ったとして逮捕された18歳の少年について、津家庭裁判所は、わいせつ目的で死亡させ財布から現金を盗んだと判断して、検察庁に送り返す決定をしました。
去年8月、三重県朝日町の空き地で、四日市市の中学3年生の女子生徒が遺体で見つかった事件では、当時、高校3年生だった18歳の少年が女子生徒を殺害して財布から現金およそ6000円を奪ったとして逮捕され、 先月、津家庭裁判所に送られました。
18日の少年審判で、津家庭裁判所の水野将徳裁判長は「少年はわいせつ目的で、1人で歩いていた女子生徒の背後から口を押さえるなどの暴行を加えて窒息死させた。その際、財布からおよそ6000円を盗んだ」として強制わいせつ致死と窃盗に当たると判断しました。
そのうえで、「動機は被害者の人格を顧みない身勝手なもので、酌量の余地はない。十分に反省しているとは言えず刑事処分が相当だ」と結論づけて、少年を津地方検察庁に送り返す決定をしました。
この決定を受けて、検察庁は近く少年を起訴するものとみられ、起訴された場合、成人と同じ刑事裁判を受けることになります。
女子生徒の遺族の代理人を務める國田武二郎弁護士は、「遺族は、殺意を認めなかった裁判所の判断に大変不満がある。検察庁には遺族が納得できる対応を求めたい」と話していました。
津地方検察庁の柴田真次席検事は、「引き続き証拠に基づいて捜査を尽くしていく」と話しています。
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