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【衆院選2014】 苦しむ小沢氏 壊し屋「過去の人」 / 「小沢王国」切り崩せるか…首相、岩手から遊説開始

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 産経ニュース 2014.11.26 18:59更新
【衆院選2014】「何とか一郎、誰だか分かる?」 壊し屋も今や「過去の人」に…苦しむ小沢氏 側近に離党促す
 生活の党の小沢一郎代表が苦しんでいる。衆院解散直前まで模索した新党構想は不発に終わり、側近らに離党を促す窮余の策に出た。生活の党も自らも展望がないことを証明したようなものだ。47歳で自民党幹事長に上り詰め、「剛腕」の名をほしいままにした小沢氏は「過去の人」になりつつある。
 「今回の選挙は政権交代を目指す選挙戦にはならなかった」
 24日、岩手県一関市内で開かれた生活の党岩手3区総支部の会合。小沢氏はあいさつで、今回の衆院選について早くもこう語った。こんなことを言うのも、自ら目指した最善の形が実現しなかったためだ。
 「壊し屋」過去のこと
 政党の離合集散で常に中心にあり、「壊し屋」ともいわれた小沢氏だが、ここ数年は思い通りに物事が進まず、政治力も確実に低下している。
 平成24年7月、消費税増税に反対し、民主党から約50人の議員を引き連れて「国民の生活が第一」を結成した。増税反対で民意をつかめると踏んだのだが、そういう見通しがないと分かると、同年11月の衆院解散を受けて、当時の嘉田由紀子滋賀県知事を口説いて、日本未来の党(代表・嘉田氏)の結党に参加、原発ゼロを目指す「卒原発」を掲げて衆院選に臨んだ。それでも惨敗した。
 直後に嘉田氏側と対立し、未来の党は空中分解。小沢系が居残る形で名称を生活の党に変えた。
 今回、衆院解散の気配をいち早く察知した小沢氏は民主党などを巻き込んだ野党統一戦線の形成を模索した。狙いは「選挙協力や選挙区調整よりも、最も効果が出る新党の結成」(生活幹部)だった。だが、小沢氏が絡む新党構想に、多くの野党幹部らは警戒した。
 次善の策として、小沢氏を除くメンバー全てを民主党に復党させる計画も浮上したが、これも頓挫。個々の選挙区事情に加え、民主党側が小沢氏に近いメンバーを全て受け入れるはずもなかった。
 時間切れと判断した小沢氏は「政治生活を続けていくため、自分の思う一番いい方向に進んでよろしい」と党所属議員に通告し、離党を容認する考えを示した。「仲間が別の政党で議員として生き残れば展望が開ける可能性がある」(別の生活幹部)というわけだ。
 民主になお秋波送る
 「民主党が旗を振って野党の統一戦線をつくらなくちゃいけないということは最初から言っている」
 24日、盛岡市内で記者会見した小沢氏は、民主党になおも秋波を送った。
 だが、輿石東参院副議長ら一部を除き、民主党側に現在の小沢氏を評価する向きはない。
 岡田克也代表代行は26日発行の夕刊フジの特別インタビューで、生活幹事長だった鈴木克昌氏らの民主党への移籍を決めた小沢氏との会談について「小沢氏の復党という話は一切ない」と語っており、党内に「小沢アレルギー」がいかに強いかをうかがわせる。
 「ここは日本の政治を牛耳ってきた、ある政治家の党の部屋です。何とか一郎、誰だか分かるかな?」
 21日、衆院解散を直後に控えた国会議事堂内で、国会見学の小学生らを案内していた民主党のある衆院議員(当時)は、生活の党控室前でクイズを出題した。その言いぶりは、もはや小沢氏を「過去の人」と言わんばかりだった。(原川貴郎)
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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 産経ニュース 2014.11.26 19:50更新  
【衆院選2014】「小沢王国」切り崩せるか…首相、岩手から遊説開始
 安倍晋三首相は26日、衆院選に向けた地方遊説を岩手県で開始した。岩手は、生活の党の小沢一郎代表が君臨する「小沢王国」といわれてきた。小沢氏の影響力の低下は鮮明だが、自民党への支持が浸透しているわけでもなく、首相自らが乗り込み、切り崩しにかかったといえる。
 首相は盛岡市内で街頭演説を行い、「東北の復興なくして日本の再生はない。これは安倍政権の基本的な姿勢だ。復興を必ず加速させていきたい」と訴えた。
 消費税再増税を1年半先送りしたことには「来年、その翌年も賃金を上げていけば消費税を上げる環境が整うと判断した」と強調。「税制で重大な変更をした以上、国民の信を問うべきだと決断した」と語った。
 政権の経済政策「アベノミクス」をめぐっては「15年間苦しんだデフレから脱却するチャンスをつかんだ。この流れを止めてはならない」と訴えた。集団的自衛権の行使を容認する7月の閣議決定にも触れ、「日本の70年にわたる平和国家としての歩みは全く揺らぎがない。むしろ、地域や世界の平和を守っていく責任を果たしていくために有意義な決定だった」と理解を求めた。
 首相は、街頭演説に先立ち、陸前高田市の仮設住宅や商店街を視察、復興への取り組みをアピールした。
 27、28両日は、民主党の地盤が固い北海道と社民党が一定の勢力を保つ大分県にそれぞれ入り、その後は無党派層が多い千葉県や神奈川県などに行く予定だ。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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