産経ニュース 2015.1.27 19:38更新
【オウム公判】「職人芸だ」と高橋被告が称賛
地下鉄サリン事件など４事件に関わったとして殺人罪などに問われた元オウム真理教信者、高橋克也被告（５６）の裁判員裁判の第８回公判が２７日、東京地裁（中里智美裁判長）で開かれた。証人尋問で、ＶＸ事件で実行役だった元信者、山形明受刑者（４９）＝懲役２０年確定＝が出廷。平成７年１月に信者脱会活動をしていた永岡弘行さん（７６）に重傷を負わせた事件後、高橋被告から「『完璧な仕事で職人芸だ』といわれた」と証言し、被告が共犯者と犯行計画を十分に認識していた可能性を示唆した。
山形受刑者は、被告から襲撃直前に「急いで」とせかされ、ＶＸ溶液入りの注射器が入った袋を開けてもらったとも証言した。
一方、弁護側は、山形受刑者が「『ポア（殺害）しろ』と指示を受けた」と述べたことに対し、逮捕当時の供述調書に「ポア」という言葉は出ていないと指摘、証言の信用性に疑問を呈した。山形受刑者は「ポアという言葉は当時強烈なイメージがあり心理的抵抗があった」と別の表現を使ったと説明した。この日でＶＸ事件の審理がいったん終わり、２９日から東京・目黒公証役場事務長監禁致死事件の審理に入る。
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◇ オウム平田信被告 第6回公判 2014.1.27.Mon. 山形明受刑者が出廷
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オウム高橋克也被告 第8回公判 2015.1.27.Tue. ＶＸ事件 山形明受刑者が出廷
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