産経ニュース 2015.2.17 11:34更新
【最後のオウム法廷】「サリンは戦争で使用する化学兵器、高橋被告殺傷力を認識」小池死刑囚証言 地下鉄サリン事件
地下鉄サリン事件など4事件で起訴された元オウム真理教信者の高橋克也被告(56)の裁判員裁判の第18回公判が17日、東京地裁(中里智美裁判長)で開かれた。証人尋問で地下鉄事件で散布役だった元教団幹部の小池(旧姓・林)泰男死刑囚(57)が出廷。事件前から麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚(59)の説法で「サリンについてよく言われており、戦争に使われるような化学兵器だと知っていた」と殺傷能力を認識していたと証言した。
小池死刑囚は昭和63年に教団に出家し、「科学技術省」の次官となった。地下鉄事件では自ら申し出て他の散布役よりも1袋多い3袋のサリンを日比谷線にまき、最多の8人を死亡させるなどして「殺人マシン」と呼ばれた。事件後、約1年半の逃亡生活を続けた後に逮捕され、平成20年に死刑が確定した。昨年の元幹部、平田信被告(49)=控訴中=の裁判員裁判にも出廷した。
高橋被告は日比谷線でサリンを散布した元教団幹部を車で駅まで送迎したとされ、「サリンと知らなかった」と共謀と殺意を否認し、無罪を主張している。
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「サリン散布、断るとやばい」=オウム公判、林死刑囚が証言-東京地裁
時事通信 2015/02/17-11:21
地下鉄サリン事件の殺人罪などに問われたオウム真理教元信者高橋克也被告(56)の裁判員裁判が17日、東京地裁で開かれた。元幹部林(小池に改姓)泰男死刑囚(57)が証人出廷し、サリン散布の指示に従った理由について「断るとやばいと感じたから」と証言した。
林死刑囚は散布役の1人。他4人の散布役よりも1袋多い3袋のサリンを地下鉄日比谷線でまき、死者8人と最も多くの被害を出した。
証言によると、事件2日前、故村井秀夫幹部から「東京の地下鉄にサリンをまいてもらう。引き受けるかどうか」と問われ、承諾したという。
事件の目的は「強制捜査の妨害」と説明され、警視庁職員が出勤する午前8時に合わせ、霞ケ関駅で同庁に近い出口側に止まる車両で散布することが決まったと述べた。(2015/02/17-11:21)
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◇ オウム高橋克也被告 第17回公判 地下鉄サリン事件 広瀬健一死刑囚「多くの人が亡くなると思った」証言 2015-02-16 | オウム真理教事件
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オウム高橋克也被告 第18回公判 小池泰男死刑囚「麻原彰晃死刑囚の説法でサリンについて…」証言
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