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オウム高橋克也被告 第23回公判 「サリン 認識」異なる2証言 外崎清隆受刑者と北村浩一受刑者

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オウム裁判:高橋被告公判「まくのはサリン」異なる2証言
 毎日新聞 2015年02月26日 21時43分
 オウム真理教元信者、高橋克也被告(56)の裁判員裁判が26日、東京地裁(中里智美裁判長)であり、1995年3月の地下鉄サリン事件で被告とともに運転手役だった外崎清隆受刑者(51)=無期懲役=が出廷した。「地下鉄にサリンをまくことは分かっていなかった」と証言し、テロ計画は知らなかったとする被告の主張と同様の内容となった。
 証言によると、事件前日の3月19日夜、東京都内のアジトにメンバー全員が集まり、井上嘉浩死刑囚(45)から乗り込む地下鉄の路線や2人1組のペアが発表された。その場でサリン散布などの説明はなかったという。
 外崎受刑者は20日朝、ペアを組む横山真人死刑囚(51)を地下鉄の駅まで車で送った。散布後に車に戻った横山死刑囚は靴底を洗うなどした。「運転という『ワーク』に集中し、横山死刑囚が何をするのか深く考えなかった」と述べた。
 公判には同じく運転手役だった北村浩一受刑者(47)=同=も出廷。「教団がサリンを製造しようとしているのを知っており、散布役を地下鉄に送る時にはサリンをまくと思っていた」と述べ、被告や外崎受刑者と異なる認識を示した。【島田信幸】
 ◎上記事の著作権は[毎日新聞]に帰属します
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 産経ニュース 2015.2.26 19:59更新
【オウム公判】サリン事件前夜、犯行メンバーの動きは… 送迎役2人が証言 北村受刑者は「覚えていない」
 地下鉄サリン事件など4事件で起訴された元オウム真理教信者、高橋克也被告(56)の裁判員裁判の第23回公判が26日、東京地裁(中里智美裁判長)で開かれた。証人尋問で、地下鉄事件で高橋被告と同じ送迎役だった北村浩一受刑者(47)と、外崎清隆受刑者(51)が出廷。事件前夜に犯行メンバーが集まった場で、「サリン」という言葉が出たかについて北村受刑者は「覚えていない」、外崎受刑者は「出なかった」と証言した。
 高橋被告は地下鉄事件について、「まかれたのがサリンとは知らなかった」と無罪を主張している。北村、外崎両受刑者は地下鉄事件では丸ノ内線にサリンをまいた元幹部2人をそれぞれ車で駅まで送迎し、無期懲役が確定している。
 北村受刑者は犯行現場の下見に行った際、車内での元幹部同士の会話を聞き「地下鉄にサリンをまくと思った」と述べた。
 一方、外崎受刑者は「送迎した散布役が何をするのかは分からなかった」と証言し、「与えられた自分のワークに集中し普段の修行だと思っていた。特に深くは考えなかった」と述べた。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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