産経WEST 2015.2.26 18:57更新
呉の女子生徒殺害、控訴審初回結審 主犯格少女「誰かが主導したということはない」家裁移送求める
広島県呉市の山中で昨年6月、広島市安佐北区の高等専修学校の女子生徒=当時(16)=が殺害、遺棄された事件で、強盗殺人などの罪に問われ1審で懲役13年の判決を受けた主犯格の無職少女(18)の控訴審初公判が26日、広島高裁(高麗邦彦裁判長)で開かれた。被告側は1審同様に家庭裁判所への移送を求め、量刑についても「自首したことや事件の全容を明らかにしたことへの評価が低い」などと主張し即日結審した。判決は3月30日。
被告人質問で、少女は1審の判決について「軽いとも重いとも思わない」としたものの、「その場その場で各自が発言したり行動をとっているので、誰かが主導したということはない」と主張し、「終始主導的な立場とされたことには納得がいかない」と話した。
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元同級生少女 2審始まる
NHK NEWS WEB 02月26日 19時49分
おととし、呉市の山中で当時16歳の女子生徒が殺害された事件で、強盗殺人などの罪に問われ1審で懲役13年の判決を受けた元同級生の少女の2審の裁判が始まり、弁護側は家庭裁判所で再び審判するよう改めて求めました。
おととし、呉市の山中で当時16歳の女子生徒が殺害された事件で、元同級生の18歳の少女は強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われ、1審は懲役13年の判決を言い渡し弁護側が控訴していました。
26日、広島高等裁判所で始まった2審の裁判で弁護側は、「更生のための十分な環境が整った少年院での処遇が求められる」と述べ、家庭裁判所で再び審判するよう改めて求めました。
一方検察は訴えを退けるよう求めました。
このあとの被告人質問で少女は、1審の判決について「刑が重いとも軽いとも思わないが、この事件で主導的な人物はおらず『終始主導的な立場』と判決で指摘された点は納得できない」と述べました。
その上で「いま被害者に伝えたいことは」と問われたのに対し、「やりたいこともたくさんあったのに、人生も命も奪い本当にすいませんでした」と謝罪しました。
裁判は26日で結審し、判決は来月30日に言い渡されます。
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