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麻原彰晃氏に死刑執行あるのか/近々の刑執行はない/平岡法相「考えて結論出す」

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〈仰天情報〉麻原彰晃 死刑執行あるのか 11月21日オウム全裁判 完全終結
日刊ゲンダイ2011年11月7日
■もはや障害ナシ、人権派・平岡法相ゴーサインも
 麻原彰晃(56)の死刑が執行されるのではないか――という仰天情報が流れている。
 麻原彰晃の死刑が確定したのは06年9月。その後、再審請求が出されたが東京地裁が09年3月に棄却し、東京高裁も09年7月に棄却、さらに最高裁も2010年9月に特別抗告を棄却している。
 「刑事訴訟法では、死刑は判決確定の日から6カ月以内に執行しなければならないことになっています。しかし、法務大臣の多くが死刑執行の書類にハンコを押すことをためらい、現在、死刑囚は120人もいる。原則として判決の確定順に執行されますが、決まりがあるわけではない。いつ、誰に執行するか、すべて法相が判断することになっています。判決確定から4〜8年後に行われることが多い。ただ、再審請求している場合や共犯者の刑が確定しない場合は、執行しないことになっています」(司法関係者)
 麻原彰晃の死刑執行が取り沙汰されるのは、11月21日、オウム真理教の幹部、遠藤誠一被告(51)の上告審判決が最高裁で下され、オウム事件で起訴された189人の刑事裁判がすべて終わるからだ。
 なにより大きいのは、平岡秀夫法相(57)が、死刑執行に傾いているとみられていることだ。人権派弁護士出身の平岡法相は、法相就任の会見で「考えを整理したい。その間は判断できない」と、当分、死刑は行わないと宣言していた。ところが、死刑執行について、先月末の会見で「自分が考えて結論を出す」と在任中の執行を口にしはじめているのだ。
■“政権支持率上昇の手段”という見方
「民主党政権の発足から2年が過ぎたが、死刑執行は昨年7月の1回だけ。そのため確定死刑囚が120人に膨れ上がり、一部で批判が出ている。批判を抑えるためにも平岡大臣はゴーサインを出すのではないかとみられているのです。それ以上に、平岡大臣本人も『なぜ死刑を執行しないのか』と保守派から攻撃されているうえ、〈政治とカネ〉の問題が噴出し、批判されている。批判をかわすためにも、死刑執行に踏み切っておかしくないと囁かれているのです。民主党のなかには麻原彰晃の死刑を決断すれば、野田内閣の支持率が上がるという声まであります」(政界事情通)
 民主党政権では、昨年7月、法務官僚の圧力に屈したのか、「死刑廃止」を訴えていた千葉景子法相が死刑を執行するという皮肉な結果になっている。平岡大臣がハンコを押したら大騒ぎになるのは間違いない。
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死刑執行の可能性言及 平岡法相「考えて結論出す」
中国新聞'11/10/28
 平岡秀夫法相は28日の記者会見で、死刑執行について「個々の問題について自分が考えて結論を出す」と述べ、在任中の執行の可能性に言及した。これまでは慎重な姿勢を示していた。
 記者会見に先立ち、藤村修官房長官と官邸で会談。藤村氏は26日の衆院内閣委員会で「野田内閣として死刑を廃する方針は全くない」と明言し、平岡氏から事情を聴く考えを表明していた。
 平岡氏は会見で、死刑制度について「廃止すると言っているわけではない」と説明。制度に関する省内の勉強会に関し「何か結論が出るものではない。勉強している間でも(個々の)死刑問題は考えねばならない」と述べ、執行とは切り離す意向を強調した。
 法相就任直後の会見で平岡氏は「国際社会の廃止の流れや、必要だという国民感情を検討して考えていく。考えている間は当然判断できないと思う」と述べ、当面執行しない考えを示唆していた。
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〈来栖の独白 2011/11/07Mon.〉
 松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚に対する近々の刑執行はない、と私は考える。共犯者全員の確定を見ていないから。
 「日刊ゲンダイ」は
<11月21日、オウム真理教の幹部、遠藤誠一被告(51)の上告審判決が最高裁で下され、オウム事件で起訴された189人の刑事裁判がすべて終わるからだ。>
 というが、行政は仮定に基づく執行はしない。遠藤誠一被告の上告審判決がどのように下されるか、あくまでも判らない。差し戻されるかもしれない。差し戻しとなれば、オウム事件裁判は、暫くは終結を見ない。
 10月27日、藤村修官房長官の「野田内閣において死刑を廃止する方針はまったくない」との発言を受けて、「政権支持率上昇の手段として、年内にも死刑執行があるかもしれない」と私自身も考えた。が、それは、松本智津夫氏に対してではないだろう。上に述べた理由は別にしても、超有名人を処刑して事を荒立てるようなことはしないのではないか。
 魚住昭氏ではないが私も、この事件についてはもっとしっかり審理されなくてはならない、と思ってきた。先般の東海テレビ『死刑弁護人』のなかで安田好弘弁護士も、魚住氏の触れた個所に言及していた。井上嘉浩被告(当時)の反対尋問を松本氏が「しないで戴きたい」と切願したというのである。「ここにいる証人はたぐいまれな成就者です。この成就者に非礼な態度だけではなく、本質的に彼の精神に悪い影響をいっさい控えていただきたい」と言ったそうだ。「そして、その直後から、麻原氏は精神に異常をきたした。ガタガタと崩れた」と安田弁護士は言う。魚住氏が情熱を傾ける麻原彰晃氏とは、いかなる人物だろう。 
 この事件については、多くが解明されていない。この事件の弁護人となったことで、安田さんは無実の罪で拘引された。
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麻原が「子供を苛めるな。ここにいる I証人は 類い稀な成就者です」と弁護側反対尋問を妨害 オウム事件2011-03-08 | 死刑/重刑/生命犯 問題
『死刑弁護人』/“平和を実現する人々は幸いである。義のために迫害される人々は幸いである”マタイ5章2011-10-12 | 死刑/重刑/生命犯 問題


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