大阪母子殺害、差し戻し審判決は来年3月 無罪の可能性も
産経ニュース2011.12.5 17:24
大阪市平野区で平成14年4月にマンション一室が全焼し、主婦=当時(28)=と長男=同(1)=の遺体が見つかった母子殺害放火事件で、殺人などの罪に問われ、1審無期懲役、2審死刑の判決をいずれも最高裁が破棄した大阪刑務所刑務官、森健(たけ)充(みつ)被告(54)=休職中=の差し戻し審第12回公判が5日、大阪地裁(水島和男裁判長)で開かれた。
検察側は差し戻し前の1審と同様、死刑を求刑。これに対し弁護側は改めて無罪を主張し、結審した。判決は来年3月15日に言い渡される。
森被告と犯行とを結びつける直接証拠はなく、最高裁は昨年4月、「事実誤認の可能性がある」と審理を地裁に差し戻した。戦後、最高裁が同様に死刑判決を破棄し、審理を差し戻した6件の事件ではいずれも無罪が確定しており、森被告にも無罪が言い渡される可能性がある。
======================
◆「大阪母子殺害事件」森健充被告 差し戻し審 5日結審/検察=決め手欠く新証拠2011-12-04 | 死刑/重刑/生命犯 問題
↧
「大阪母子殺害事件」森健充被告 差し戻し審結審 判決は2012年3月15日
↧