死刑囚から預かった公判記録、拘置所が誤廃棄
名古屋拘置所が2005年、愛知県など3府県で若者4人が相次いで殺害された連続リンチ殺人事件で死刑が確定した小林正人死刑囚(36)から預かっていた大量の公判記録を、廃棄していたことがわかった。
小林死刑囚は当時、控訴審の公判中で、「控訴審に臨むために必要不可欠だった資料を廃棄され、精神的苦痛を受けた」として、国を相手取り、約590万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こしている。
拘置所の説明などによると、小林死刑囚から同事件の公判記録などを入れた段ボール10箱を預かって保管していたが、同年4月、このうち3箱を廃棄した。中には少なくともA4用紙8400枚分の資料が入っていたという。拘置所によると、弁護人らから差し入れられた公判記録は収容者が所持できるが、大量の場合、預かることもあるという。
(2012年2月1日07時43分 読売新聞)
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連続リンチ事件、リーダー格の死刑囚が再審請求
中日新聞2011年12月19日 21時37分
愛知、岐阜、大阪の3府県で1994年、男性4人が相次ぎ殺害された連続リンチ殺人事件で、強盗殺人罪などに問われ、死刑判決が確定した元少年3人のうち、リーダー格で愛知県一宮市生まれの死刑囚(36)が、名古屋高裁に再審請求書を提出したことが分かった。提出は16日付。リンチ事件での再審請求は初めて。
弁護側によると、再審請求書でリーダー格の死刑囚は、精神科医の鑑定内容を新証拠とし、各犯行時、刑事責任能力が問えない心神喪失状態だったと主張しているという。
関係者によると、ほかに死刑が確定した大阪府松原市生まれの死刑囚(36)は、一、二審で事実認定の判断が分かれた点などに関し来年、新証拠を添えて再審請求する方針。もう1人の大阪市西成区生まれの死刑囚(36)も再審請求の準備を進めているという。
一審名古屋地裁は、リーダー格の死刑囚に死刑、残り2人に無期懲役の判決を言い渡した。二審名古屋高裁は「3人の役割に差異はない」と判断し、3人全員に死刑判決を言い渡した。最高裁第1小法廷は3月10日、3人の上告を棄却。少年事件では初めて一度に複数の死刑が確定した。
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