【中国という“地雷”】“ドーピング豚”が表す食の安全崩壊★(1)
zakzak2013.03.26
中国・福建省の養豚場。抗生物質の使用によって薬剤耐性菌が広まり、人の健康への懸念が生じている(米ミシガン州立大などの研究チーム提供・共同)
中国は13億人以上がひしめく国だが、気づけば彼らの主要な食べ物−豚も激増していた。ある報道によると、今や世界中で取引されている豚の半数に当たる約4億7500万頭が、中国で飼育されているらしい。
そのような中で起きた“豚の死骸大量遺棄″事件。日を追うごとにその数は増え、1万頭近くになった。そもそも人権が希薄な国において“豚権”などない。法律では死亡した豚を土中に埋めるか焼却することになっているが、大半を占める小規模な養豚農家が“墓場”を保有しているはずもなく、火葬費用も捻出できないのが実情だ。
「豚サーコウイルスに感染し、豚コレラで死亡。生後5週から6週の子豚が感染しやすく、感染率は50%ほど」という上海市当局の説明にも驚くが、“豚投棄元”の浙江省嘉興市の「原因は凍死」もあまりに不可解だ。
養豚場では、1頭の豚に与えられるスペースはわずか1平方メートル足らず。動くこともままならない息苦しい環境下で、病気予防のための抗生物質漬けの毎日となり、発がん性物質と危険視されている成長ホルモン剤も投与される。豚の色艶を良くするため、毒性の強いヒ素を投与する養豚業者も少なくない。豚が病気になれば、さらに多種の抗生物質が与えられる…。
その揚げ句の“ドーピング豚”は、大腸菌やブドウ球菌に感染しただけで簡単にバタバタと死に至る。免疫力が低く、抵抗力がないためだ。薬物漬けの遺伝子が、突然変異することでの大量死もあると聞く。ウイルス感染&ドーピング豚の尿や糞便が、周囲の水や土壌に浸透し人間の健康に害を及ぼすことも指摘されている。
とすれば、死なずに無事、市場へたどり着いた豚肉についても、「安心安全」なのかは大いに疑問。何より恐ろしいのは、病死した豚が市場やレストランに出回っている可能性もゼロではない点だ。
そういえば、日本を震撼させた河北省の天洋食品工場の「毒ギョーザ事件」にも、その後のトンデモ話がある。回収された(毒)ギョーザは、同省の大手鉄鋼3社の従業員の福利厚生用として支給されたというのだ。
昨年、「食品の安全問題」を取り上げた中国の番組で、アナウンサーがこう嘆いていた。「肉を売る者は肉を食わず、野菜を売る者は野菜を食べない世の中になってしまった」と。医食同源から“毒食同源”と化した中国。養鶏場も大同小異だし、鶏が川に大量にプカプカと浮かぶ日も近い?
■河添恵子(かわそえ・けいこ)
ノンフィクション作家。1963年、千葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業後、86年より北京外国語学院、遼寧師範大学へ留学。主な著書は「中国人の世界乗っ取り計画」「豹変した中国人がアメリカをボロボロにした」(産経新聞出版)など。
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【中国という“地雷”】“ドーピング豚”が表す食の安全崩壊(1) 河添恵子
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