地検の取り調べ録音・録画を確認、保見容疑者弁護人
山口県周南市金峰（みたけ）で５人の遺体が見つかった連続殺人・放火事件で、県警に逮捕された無職保見光成（ほみこうせい）容疑者（６３）の国選弁護人の山田貴之弁護士は２９日、山口地検が取り調べの様子を録音・録画していることを確認できたと述べた。
周南署で接見後に報道陣の取材に応じた。山田弁護士は取り調べの全過程を録音・録画する全面可視化を山口地検と山口県警に申し入れていた。県警幹部によると、県警も弁護士の申し入れ前から取り調べを録音・録画しているという。
山田弁護士によると、２９日付で沖本浩（ゆたか）弁護士が２人目の国選弁護人に選任された。
（2013年7月30日 読売新聞）
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保見容疑者、被害者名挙げ警察相談「悪口言われた」
山口県周南市金峰（みたけ）で５人の遺体が見つかった連続殺人・放火事件で、被害者１人に対する殺人と非現住建造物等放火容疑で逮捕された無職保見光成（ほみこうせい）容疑者（６３）が２０１１年、県警周南署に「地域で悪口を言われた」と相談した際、今回の被害者数人の名前を挙げていたことが捜査関係者への取材でわかった。県警は、保見容疑者が、以前から被害者に恨みを募らせていた可能性があるとみて、動機などを調べている。
捜査関係者によると、保見容疑者は１１年元日に１人で同署を訪れ、「集落で住民に悪口を言われて孤立している」などと相談。対応した署員に集落内での対人関係の不満を打ち明け、具体的な相手として今回の被害者数人の名前を挙げた。
保見容疑者が名指しした数人は全員、今回の事件の被害者で、ほかの住民の名は出なかったという。保見容疑者は相談後、「すっきりしました」と話して立ち去った。同署への相談は、その時の一度きりだった。
（2013年7月29日 読売新聞）
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周南連続殺人の保見容疑者「木の棒で５人殴った」
山口県周南市金峰（みたけ）で５人の遺体が見つかった連続殺人・放火事件で、被害者１人に対する殺人と非現住建造物等放火容疑で逮捕された無職保見光成（ほみこうせい）容疑者（６３）が、「５人を同じ木の棒で殴って殺した」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。２６日に保見容疑者が身柄を確保された山中の現場近くで、木の棒が発見されていたことも新たに判明。５人はいずれも頭部を鈍器のようなもので殴打されて死亡しており、県警は木の棒を鑑定し、供述内容の裏付けを進めている。
捜査関係者によると、木の棒は硬質で長さ数十センチ。２６日、山中を捜索中の捜査員が見つけ、現場で押収した。５人は丸みのある鈍器のようなもので頭部を殴打されており、ほぼ即死状態だった。県警は押収した木の棒によるものか、確認を急いでいる。
一方で、この棒には肉眼で分かるような血痕は見られず、県警は鑑定結果を待って、供述内容との関連性を判断する方針。捜査関係者の間では、「５人を殴打して即死させるには、大きさがやや不十分ではないか」とする見方もあるといい、県警は慎重に調べている。
（2013年7月28日 読売新聞）
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「山口 周南 連続殺人・放火事件」地検の取り調べ録音・録画を確認 保見光成容疑者弁護人山田貴之弁護士
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