【広島16歳死体遺棄】瀬戸被告を別の強盗致傷容疑で再逮捕
産経新聞2013.8.28 18:46
広島県呉市の灰ケ峰で専修学校生の少女(16)を殺害し死体を遺棄したとして、男女7人が逮捕された事件に絡み、強盗致傷罪などで起訴された鳥取県湯梨浜町、無職、瀬戸大平被告(21)ら2人が、他の1人と計3人で別の強盗致傷事件を起こしていたことが分かり、広島県警などは28日、強盗致傷容疑で瀬戸被告を再逮捕、鳥取県倉吉市の専修学校生の少年(16)を逮捕した。呉市の事件で強盗致死などの非行内容で家裁送致された鳥取県米子市の無職少年(16)は任意で調べる。
瀬戸被告は「覚えていない」と容疑を否認し、専修学校生は認めている。逮捕容疑は、3人は共謀し、今年4月15日午後11時ごろ、米子市内のコンビニ店駐車場に顔見知りの少年(16)を呼び出し、「金を出すか、しばかれるのかどっちがええか選べ」などと脅迫。瀬戸容疑者が運転する車に乗せ、同市内の火葬施設駐車場に移動し、殴る蹴るなどの暴行を加えた。
さらに翌日、同じ少年を米子市の無職少年宅に呼び出し、顔を殴るなどして計6万5千円を奪い、打撲など3週間のけがをさせたとしている。
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◇ 「広島 呉 少女死体遺棄事件」 「家族って、いない」肩寄せ合い過ごす少女ら LINEの口論、暴行に 2013-08-04 | 社会
【広島16歳死体遺棄】「家族っていない」肩寄せ合い過ごす少女ら LINEの口論、暴行に
産経新聞2013.8.4 09:00
広島市の女子生徒殺害遺棄事件。警察の捜査や友人の話からは、退学や家出をして社会に居場所を失った少女らが無料通話アプリ「LINE(ライン)」でつながり、ささいな悪口や言い合いから集団暴行に発展した様子が浮かぶ。
「私ね、家族っていないんだって。さっき親に復縁しよって言おうと思って電話したの。そしたらね、なんのよう?って」
今年春、家を離れ広島市中区のマンション一室を借りた少女(16)は事件前の6月25日、こうブログにつづっていた。
最初に自首した広島市東区の少女(16)は、被害者の女子生徒(16)と同じ広島市の高等専修学校に通っていたが、約3カ月で退学。中学時代からの友人は「よく家出していた。3、4カ月行方不明になり、張り紙をされていたこともあった」と明かす。
中区の少女の部屋には交際を始めた鳥取県米子市の少年(16)や東区の少女、その交際相手の住所不定の少年(17)が度々出入りした。2人の少女はブログやLINE上に交際相手の姓を冠し「ファミリー」を自称。肩を寄せ合って過ごす“家族”の姿がうかがえる。
「お前らみたいなブスと話す暇ないけぇ」(被害者の女子生徒)。「おまえにゆわれたあないわあや」(東区の少女)。事件の直前、五十数人が参加するLINEのグループに、ののしり合う言葉が飛び交った。グループには安芸郡の少女(16)も参加していたという。
安芸郡の少女と呉市の少女(17)は女子生徒と面識はなかったが、やりとりを閲覧して女子生徒を誘い出し、運転手役の瀬戸大平容疑者(21)を含め8人が合流、呉市の灰ケ峰に向かった−というのが捜査本部の見立てだ。
「LINEで東区の少女が悪口を言われているのを見て、仲間意識を持ったのだろう」と捜査幹部。安芸郡の少女の祖母は逮捕後「事件になると知っていて、ついていくような子ではない。手を出していないと信じています」と話していた。
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