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シリア化学兵器は「神経ガス・サリン」ケリー米国務長官 / シリア攻撃…「議会承認得て」オバマ大統領

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米国、シリアでサリンが使用された証拠入手=国務長官
 ロイター 2013年09月02日07時45分 [ワシントン 1日 ロイター]
  ケリー米国務長官は1日、CNNのインタビューに対し、シリアの首都ダマスカス近郊で8月21日に神経ガスのサリンが使われた証拠を入手したと明らかにした。
 前日にはオバマ大統領がシリアへの軍事介入について、まず議会に承認を求めると表明。介入をめぐる判断が出るのは、議会が再開予定の9日以降となる見通し。
 議会では限定的な攻撃の効果や、中東地域が予期せぬ紛争に巻き込まれる可能性など、様々な懸念が浮上している。
 ケリー国務長官は、大統領が議会の承認を得られるとの自信を示したが、議会内では批判が強まっており、承認獲得には困難が伴う見通し。
 ケリー長官は議会が否決した場合にも、軍事介入が実施されるどうかについてコメントを差し控えた。
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化学兵器はサリン=軍事介入の議会承認に自信―米国務長官
時事通信 9月1日(日)22時59分配信
 【ワシントン時事】ケリー米国務長官は1日、CNNテレビなどのインタビューに応じ、シリアの首都ダマスカス郊外で8月21日に使用された化学兵器は「神経ガス・サリン」だったとの証拠を米国が過去24時間に得たことを明らかにした。オバマ政権が化学兵器の物質を特定したのは初めて。
  長官は、ダマスカス東方の化学兵器使用現場に駆け付けた救急隊員から毛髪や血液サンプルの提供を受けて検査した結果、「サリンの陽性反応が出た」と明言。アサド政権が化学兵器を使用した証拠は「さらに強化された」と強調した。
  長官はまた、オバマ大統領が求める対シリア軍事介入の議会承認について、「議会は正しい判断をすると確信している」と述べ、自信を見せた。さらに、米国が行動しなければ、核兵器開発を追求する北朝鮮やイランなどに誤ったメッセージを与えると警告した。
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オバマ大統領:シリア攻撃、9日以降…「議会承認得て」
毎日新聞 2013年09月01日 19時52分(最終更新 09月01日 20時52分)
 【ワシントン白戸圭一】シリアのアサド政権による化学兵器使用疑惑について、オバマ米大統領は31日午後(日本時間1日未明)、声明を発表し「米国はシリア政権を標的に軍事行動を取るべきだと決断した」と明言した上で、軍事行動の事前承認を米議会に求める考えを明らかにした。休会中の議会は9日に再開予定で、シリア攻撃は実施される場合でも9日以降となることが確実になった。
 米国の大統領が第二次大戦後、軍事行動前に議会に承認を求めるのは極めて異例。当初米国と合同で攻撃に踏み切る姿勢を見せていた英国で29日、攻撃容認の動議が下院で否決されるなど国際社会で攻撃への反対論が拡大していることや、米国内のえん戦機運を踏まえ攻撃の正当性を高める狙いがあるとみられる。米議会では攻撃への反対・慎重論もあり、大統領の決断が承認されるかは不透明だ。
 オバマ大統領はホワイトハウスで声明を読み上げ、アサド政権の化学兵器攻撃を「人間の尊厳に対する冒とくだ」と非難。「化学兵器使用は、使用を禁じた世界の取り組みをあざけり、イスラエル、ヨルダン、トルコ、レバノン、イラクなどシリア周辺の同盟・友好国を危険にさらしている。化学兵器が再び使われ、人々を傷つけるテロ組織の手に渡る可能性が高まっている」と述べ、軍事行動の必要性を訴えた。
 その上で「行動を起こす時は、我々すべてが責任を持つべきだ」と、議会に承認を求める理由を説明。「私には議会承認なしで軍事行動を始める権限があるが、議会承認によって国は強くなり、我々の行動も効果的になる」と述べ、議会承認が攻撃の正当性を高めるとの認識を示した。
 国連安保理については「完全にまひしている」と述べ、安保理決議がなくても独自の判断で攻撃に踏み切る考えを改めて説明した。
 大統領は声明に先立ち、共和党のベイナー下院議長や民主党のリード上院院内総務ら議会幹部に軍事攻撃の決断を伝え、議会承認を求める方針への同意を得た。政権側は31日、上院の与野党幹部に電話で理解を求めたほか、1日には下院議員を集めてシリア情勢について説明する。上院は3日に外交委員会を開いて審議を始める予定だが下院は予定通り9日に再開する。
 一方、シリアの現地調査を終えた国連調査団は31日、化学兵器禁止機関の本部があるオランダ・ハーグに到着、採取したサンプルの分析の準備に取りかかった。潘基文(バン・キムン)事務総長は、できるだけ早く報告をまとめるよう要請した。事務総長の報道官が31日の記者会見で明らかにした。
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【産経抄】9月2日
産経新聞 2013.9.2 03:10
 新劇界の長老俳優だった故中村伸郎(のぶお)は、戦時中、漆(うるし)製品を扱う小さな商社の社長をしていた。仕事の顧問だった大学教授が、ある日とんでもないことを思いつく。▼飛行機で漆を散布して、敵兵をかぶれさせようというのだ。参謀本部に献策するよう迫られたが、断った。「今だから話せる秘話」として、40年後に書いたエッセーで紹介している。「漆爆弾」も、化学兵器のひとつといっていいだろう。▼その歴史は古く、紀元前5世紀のペロポネソス戦争で、すでに亜硫酸ガスが使われている。大量に用いられるようになったのは、第一次世界大戦からだ。あまりに悲惨な結果を教訓にしてできたのが、化学兵器使用を禁じるジュネーブ議定書である。▼シリアも批准している。にもかかわらず内戦が続く中、アサド政権が、首都ダマスカス郊外で化学兵器攻撃を行ったことに、「強い確信がある」との報告書を米政府が発表した。この攻撃で子供426人を含む少なくとも1429人が死亡したという。▼オバマ大統領は、化学兵器使用を「許容できない一線」としてきた。米国が果たして武力行使に踏み切るのか。国際社会は固唾をのんで見守っている。ただ、これまで常に行動を共にしてきた盟友英国の参加はない。アサド政権は、報告書を捏造(ねつぞう)と主張し、政権を擁護するロシアも米国への対立姿勢を鮮明にしている。事態打開の見通しがまったく立たない状況だ。▼ジャーナリストの山本美香さんが、シリアで非業の最期を遂げて1年がたつ。死の直前まで回し続けたビデオカメラには、戦火の中をたくましく生きる、女性や子供の姿が収められていた。彼らの本当の笑顔を見たい。山本さんの願いがかなえられるのは、いつの日のことか。
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テロ対策でオウム死刑囚聞き取り 米シンクタンクの代表 2012-05-01 | 死刑/重刑/生命犯 問題 
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地下鉄サリン事件から15年 2010-03-23 | 死刑/重刑/生命犯 問題 
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【福山隆】自衛隊現場指揮官が語る「地下鉄サリン事件戦記」[桜 H21/5/8]
【福山隆】地下鉄サリン事件〜現場指揮官ならではの教訓[桜H22/4/9]
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