2020年「東京五輪」に決定
産経新聞2013.9.8 05:20
2020年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会は7日(日本時間8日)、ブエノスアイレスで行われ、開催都市に東京を選んだ。東京は決選投票でイスタンブールを破り、1964年以来2度目となる開催を決めた。マドリードは1回目の投票でイスタンブールと同票となり、最下位を決める投票で落選した。日本での五輪は72年札幌、98年長野の冬季五輪と合わせ4度目の開催となる。
【産経新聞号外】2020年「東京五輪」決定 [PDF]
投票に先立って行われたIOC総会の最終プレゼンテーションには安倍晋三首相が出席し、東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題について「東京にはいかなる悪影響も及ぼすことはない」と安全を保証。高円宮妃久子さまは、東日本大震災時の各国の支援にお礼を述べられた。
東京は85%の競技会場を選手村から半径8キロ以内に配置し、選手や関係者に負担が少ない「コンパクトな五輪」を訴えた。選手村の設計には現役選手の声を積極的に取り入れ、選手第一の姿勢を貫いてきた。
6月末発表のIOC評価報告書では高度な交通網、良好な治安状態などが高く評価されていた。招致活動では「安心、安全、確実な五輪」をアピール。経済に不安を残すマドリード、国内外に政情不安があるイスタンブールを振り切った。
東京は2016年大会に続く立候補で悲願を達成した。五輪は20年7月24日〜8月9日まで、パラリンピックは8月25日〜9月6日まで行う計画だ。
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福島を邪魔者扱いする東京オリンピックなんて支持できるか
アゴラ 2013年09月06日09:00 松本孝行(一般投稿)
最近は阪神タイガースも不甲斐ない試合が多いために、テレビを見ることが少なくなってきた私ですが、朝は天気予報とニュースのためにテレビをつけています。そこで目に留まったのが東京オリンピックに関するニュースでした。私は関西に住んでいるので、関西系列のテレビ番組ではまったく盛り上がっていない東京オリンピックについての話題も、東京キー局の番組では大盛り上がりしているようです。
ですが福島の問題が記者たちから質問され「東京は福島から250キロ離れていて問題ない」と、記者会見で答えた映像が流れていて私は怒りを覚えました。こんな事を言うなら私は東京オリンピックを支持なんてできません。
この「福島から遠いから東京は安全だ」といった趣旨の発言をしたのは東京五輪招致委の竹田理事長のようです(参照)。福島から遠いから安全ということは福島は危ないという認識なのでしょう。アゴラでは石井さんが「福島原発の汚染水問題、健康被害の可能性なく騒ぐ必要なし」という投稿をされて、核実験が多かった時代よりも安全であることを証明しようと尽力しているにもかかわらず、この方は印象論で福島は危険と自ら発言してしまいました。
確か東京オリンピックを最初に招致しようとした時は東日本大震災があって、その復興支援のためにも役立てるからというお題目があったと思います。しかし今やその理念も何処かへ吹き飛んでしまったようで、むしろ東日本大震災で大ダメージを受けた福島は日本ではないかのような発言です。福島から遠い東京で一体東日本大震災の復興なんてできるんでしょうか?最初から復興につながるなんて思っていたのか、とすら疑ってしまいます。
猪瀬都知事は「今回の東京オリンピックはオールジャパンだ」と言っていますが、福島は日本じゃないのでしょうか?福島をまるで東京オリンピック招致の邪魔者扱いするような発言をしておいて、オールジャパンなんてありえません。東京の東京による東京のためのオリンピックだとしか考えていないから、このような東京以外を軽視するような発言が出てしまうのではないでしょうか。
ただでさえ日韓ワールドカップの時と違い、東京オリンピックが承知されたとしても関西や地方にはお金も落ちなければ人材交流も生まず、何のメリットもありません。それに加えて福島を邪魔者扱いするようなことをしているならば、そんな東京オリンピック招致に賛成なんて出来ません。
今の盛り上がりに水を差すかも知れませんが、関西から見ていて非常に東京のエゴを感じるオリンピック招致担っているように私には思えます。
*上記事の著作権は[アゴラ]に帰属します *強調(太字・着色)は来栖
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汚染水説明に不満相次ぐ 東京五輪招致
日刊スポーツ 2013年9月5日10時13分
2020年夏季五輪開催を目指す東京招致委員会が4日、国際オリンピック委員会(IOC)総会が開かれるブエノスアイレスで行った初の記者会見に対し、外国メディアからは東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題に対する説明が不十分だと不満が相次いだ。政府が3日に決めた国費470億円をつぎ込む基本方針は詳しく紹介されず、招致委関係者から対応を反省する声も出た。
会見では、日本語で会話できる小型ロボットを紹介し、日本の技術力をアピール。質疑応答になると質問6つのうち4つが汚染水漏れ関連で、竹田恒和理事長は「福島とは250キロ離れている。皆さんが懸念するようなことはまったくない」などと東京の安全性を強調した。
招致への影響や投票権を持つIOC委員への懸念についての問いにも「東京は安全」と答えたが、質問したある記者は「証拠としてデータを示すべきだ。何かを隠しているように感じる」と指摘した。
五輪専門サイトの英国人編集長、ダンカン・マッカイ氏は「IOC委員の中には東京ではなく福島の状況を問題視している人がいる。それに十分言及せずに支援は得られないのでは」と厳しい見方を示した。招致委内部からも「政府の対応を説明できるように準備すべきだった」との声も漏れた。
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◇ 韓国、東京五輪潰し画策か! 福島はじめ東北・関東8県からの水産物禁輸で“危ない国”印象付け… 2013-09-07 | 国際/中国/アジア
◆ 韓国、東京五輪招致妨害 隣人愛という言葉は韓国政府にないのだろうが、スマホ買い替え時「半返し」 2013-09-07 | 国際/中国/アジア
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2020年「東京五輪」に決定/五輪招致委・竹田恒和理事長「福島から遠いから東京は安全だ」=福島は危険
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