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厚木市 斎藤理玖ちゃん/父親供述「いずれ衰弱死と思った」食事は週1、2回 /母親「DVがひどくて家を出た」

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「いずれ衰弱死と思った」 父親供述 食事は週1、2回
  2014年6月2日 朝刊
 神奈川県厚木市のアパートで斎藤理玖(りく)ちゃんとみられる男児の白骨遺体が見つかった事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された父親のトラック運転手斎藤幸裕容疑者(36)が、理玖ちゃんが死亡する約二カ月前から週に一、二日しか食事を与えないようになったとして「いずれ衰弱死すると思った」と供述していることが、県警への取材で分かった。理玖ちゃんは死亡当時五歳とみられ、県警は身元と死因を調べている。
 県警によると、斎藤容疑者は妻と理玖ちゃんの三人でアパートに住んでいたが、二〇〇五年秋ごろに妻が別居したため、理玖ちゃんと二人で暮らすようになった。当初は週五日ほど帰宅し、コンビニで買うなどした食事を、外出前と帰宅後に一食ずつ理玖ちゃんに与えていたという。
 斎藤容疑者は、理玖ちゃんの死亡時期を「〇六年秋ごろ」としていた。その後の調べに対し、死亡する二カ月ほど前からは週一、二度しか家に戻らず、食事も帰宅した際にしか与えなかったと説明。「これだけでは食事が足りず、いずれ衰弱して死んでしまうという認識があった」と供述しているという。
 アパートを出てからも家賃を払い続けていたことについて「死体が見つからないようにするためだった」としていることや、アパートの掃き出し窓にテープで目張りがされていたことも新たに分かった。
 県警は一日、斎藤容疑者を送検した。
 ◎上記事の著作権は[東京新聞]に帰属します
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「DVがひどくて家を出た」「1回も帰っていない」 厚木の男児遺体、母親が説明
 産経ニュース 2014.6.3 13:01
 神奈川県厚木市下荻野のアパートの一室で5月30日、斎藤理玖(りく)ちゃん=当時(5)=とみられる白骨遺体が見つかった事件で、理玖ちゃんの母親(32)から県警へ連絡があり、理玖ちゃんの死亡は報道で知り、「家を出てからは1回もアパートには帰っていない」と話していることが3日、県警捜査1課への取材で分かった。
 事件をめぐっては、理玖ちゃんの父親のトラック運転手、斎藤幸裕容疑者(36)=同市愛甲=が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されている。
 同課によると、母親は、「平成17年春ごろ、(斎藤容疑者の)ドメスティック・バイオレンス(DV、配偶者・恋人からの暴力)がひどかったので家を出た」と、理玖ちゃんの遺体が見つかったアパートを出ていった理由を説明。
 アパートを出ていく際の状況については、「(斎藤容疑者が)仕事から帰ってきた後、『買い物に行ってくる』と言って、そのまま家を出てしまった」という。また、斎藤容疑者は当時、理玖ちゃんに対して優しかったとも話したという。
 同課によると、母親は報道で事件を知って同僚に相談し2日午後1時半ごろ、別の知人を介して県警に連絡した。これを受け、捜査員が同日午後6時ごろ、母親に会い事情を聴いた。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します 
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【産経抄】仔という字 6月3日
 2014.6.3 03:07 [産経抄]
 親から虐待を受けて病院の児童精神科に入院した3人の小学生が主人公だ。退院して17年後、再会した3人の周辺で次々に殺人事件が起こる。平成11年に刊行された長編小説『永遠の仔』は、200万部を超えるベストセラーとなった。
 ▼タイトルの「仔」という字は、仔猫や仔羊のように、動物に使われる場合が多い。動物の赤ちゃんが母親のお乳を吸おうとすがりつくように、人間も親の絶対的な愛情を求めずにはいられない。著者の天童荒太さんは、そんな意味を込めて選んだという。
 ▼神奈川県厚木市のアパートの一室で、5歳の男児、斎藤理玖(りく)ちゃんも母親の愛情を必死に求めていたはずだ。どんな事情があったのか不明だが、母親は出ていった。父親は、母親の代わりに愛情を注ぐどころか、食事や水を与える回数を減らしていった。やがて、週に1、2日程度にしか帰らなくなる。
 ▼理玖ちゃんは、ひとりぼっちで餓死した可能性が強い。「仔」という字は、「子」に「人」が寄り添っているようにも見えるというのに。むごいとしか言いようがない、仕打ちである。
 ▼今年4月に中学に入学するはずの男児の所在がわからない。児童相談所から警察に通報があり、ようやく理玖ちゃんの白骨化した遺体が見つかった。亡くなってから7年もたっていた。同じように居所がわからない児童が、全国で700人以上もいるという。
 ▼虐待事件が発覚するたびに、児童相談所や警察、学校の対応の甘さが指摘される。3年前、児童虐待についての小紙の取材に応じた天童さんは、虐待が起きた後の対策だけでは不十分だという。義務教育でセックスと出産、育児についてきちんと教え、望まぬ妊娠を減らす、予防策の重要性を訴えていた。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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「養育より彼女優先」 厚木・男児遺体 県、児相検証委を設置
 産経ニュース 2014.6.2 19:08
 神奈川県厚木市下荻野のアパート一室で斎藤理玖(りく)ちゃん=当時(5)=とみられる男児の白骨遺体が見つかった事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された父親でトラック運転手の斎藤幸裕容疑者(36)=同市愛甲=が、「(妻とは別に)彼女とつき合うようになり、養育よりも彼女の方に(気持ちが)傾くようになった」と供述していることが2日、県警への取材で分かった。
 捜査関係者によると、斎藤容疑者は妻が家を出ていった平成17年ごろからこの女性と交際を開始。その後、週1、2回程度しか家に帰らなくなり、理玖ちゃんの世話を怠るようになったという。理玖ちゃんは18年10月ごろから19年1月ごろに死亡したとみられるが、女性は「(アパートに)行ったことはなく、全然知らなかった」と話している。
 1日のアパートの家宅捜索では、パンやおにぎりの食べ残し、窓の目張りに用いたとみられる粘着テープなど2トントラック2台分のごみを押収。2日の司法解剖の結果、遺体の推定年齢は4〜6歳程度で、性別や死因は不明だった。骨折や刃物による損傷などはみられず、19年ごろに死亡したと推定された。
 また、理玖ちゃんが厚木児童相談所に迷子で保護された16年10月、県警厚木署員がアパートを訪問し、理玖ちゃんの家族と面会した記録が残っていたという。
 県は2日、厚木市教委や厚木児童相談所の対応を検証するため、第三者委員会を設置した。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します
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〈来栖の独白 2014/06/03 Tue. 〉
 ゆるキャラがブームだったり、世の中が幼児化しているのではないか。戦後民主教育(戦後レジューム)も70年近くを経て、いよいよ成果が表れた。人(わが子)や社会、ひいては国を思うより、自分の欲求充足ばかりを追い求める。こんな幼稚な人間を「親」として生まれてくる子こそ、最も不幸だ。命の保証すらない。
 (好いた惚れたと)けだものごっこが、まかり通る世の中。ゆるキャラが象徴している。殺された仔たちが憐れでならない。
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桜井市 吉田智樹ちゃん=当時(5)=餓死事件 奈良地裁裁判員裁判 虐待の母に懲役9年6月 2011-02-10 | 社会 
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埼玉県蕨市 新藤力人ちゃん「お水を下さい」哀願の声響く 相次ぐ虐待、行政救えず 悔やむ周辺住民 2010-03-06 | 社会  
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