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やしきたかじんさんの長女、出版差し止め求め提訴 名誉毀損やプライバシー侵害 百田尚樹著『殉愛』幻冬舎

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 産経ニュース 2014.11.21 18:09更新  
やしきたかじんさんの長女、出版差し止め求め提訴 晩年を百田尚樹氏が描いた「殉愛」
 今年1月に64歳で死去した歌手、やしきたかじんさんの晩年を作家の百田尚樹氏(58)が書いたノンフィクション本「殉愛」によって名誉毀損(きそん)やプライバシー侵害をされたとして、たかじんさんの長女(41)が21日、出版元の幻冬舎に、出版差し止めと1100万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。
 訴状では、複数の虚偽の記述があり、「原告の私生活に関して誤った認識を与える」と指摘。さらに、「百田氏は原告をはじめとした親族などに取材をして事実確認しようとしなかった」と主張している。
 「殉愛」は今月7日に発売された。
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します

 サイ女の「文壇ゴシップ劇場」
やしきたかじん『殉愛』、業界評は「取材不足」も……幻冬舎は「バカ売れ」とお祭りムード
 サイゾーウーマン.2014.11.20 
 『永遠の0』『海賊とよばれた男』(ともに講談社)などの著者・百田尚樹が手掛けた、やしきたかじんさんについてのノンフィクション本『殉愛』(幻冬舎)。亡くなる3カ月前に結婚した32歳下の妻・さくらさんの素性や、たかじんさんが遺したとされるメモの真偽など、数々の疑惑の目が向けられ、ネットでは大炎上している。一方、通常であれば一番に食いつく各週刊誌は沈黙中。その理由は、「百田の本を出している出版社は、百田を叩けない」(書籍編集者)という“文壇ルール”によるもので、実際には同作には出版業界内からも非難ごうごうだという。
 「うちの社では、あんな本は絶対に出さない」と憤るのは、ある書籍編集者だ。
「ノンフィクションをうたっておきながら、裏取りしなければならないことも一方的に書いていて、ひどい作りになっています。たかじんさんの娘や元マネジャーを悪者にして、犯罪者呼ばわりまでしていますが、その言い分は取材していませんし、さくらさんがイタリア人男性と結婚していた事実を隠している。『あの内容で出版するなんて、正直プロの編集者、出版社としてどうなのか』と、出版業界関係者の間では批判が殺到しています」
 こうまで言われてしまう作品を世に出してしまった幻冬舎は、一体どうしてしまったのか。
「実は、幻冬舎は経営が悪化していて、今年前期の決算もかなりまずい状況だった。雑誌も書籍もまったくと言っていいほど売れない中で、唯一売れたのが、4月に出た百田の『プリズム』の文庫。そこで幻冬舎が『なんでもいいから百田に書かせよう!』として動きだしたのが、『殉愛』だったそうです。幻冬舎には本来、ノンフィクション作品のノウハウを持った編集者がいないそうで、取材力もないのに『売れるから』という理由だけで飛びつき、挙げ句、あんな作品を作ってしまった。他社からは、冷たい目を向けられている幻冬舎ですが、社内は『とりあえず売り上げは確保されたから、リストラは多少減るかも』『炎上商法でバカ売れして万々歳』と、お祭りムードだそうです」(別の書籍編集者)
 『殉愛』への批判とともに、百田への悪評も高まっており「あと数年で消える」と予想する編集者もいるという。百田は、さくらさんの結婚歴をなかったことにした件について、Twitterで「すべては私のミスである。以上!」と一方的に収束宣言したが、論争はまだまだ続きそうである。
 ◎上記事の著作権は[サイゾーウーマン]に帰属します

百田尚樹がたかじん妻結婚歴認めるも言い訳でまた嘘が!見苦しすぎ! 
  LITERA/リテラ2014年11月18日 20時33分 
 〈たかじんの妻にはイタリア人男性との結婚・離婚歴がある〉
 百田尚樹が18日にこんなツイートをして、『殉愛』(幻冬舎)の嘘を一部だけ認めた。これだけネットに証拠がアップされていたにもかかわらず、今まで一切無視していたマスコミも、百田が自ら公表したことで一部のスポーツ紙はようやくこの事実を記事にしている。
 もっとも百田の弁明は、よく読むと、認めたのは結婚・離婚歴だけ。あとはごまかしと理屈のとおらない見苦しい言い訳を強弁しているだけの、まさに嘘の上塗りとしかいいようのないシロモノだ。しつこいとは思うが、売れっ子作家のごり押しでこんなデタラメが通用させるわけにはいかないので、事実関係をもう一度整理して突きつけてあげよう。
 今回、百田はたかじんの妻・さくら夫人にイタリア人男性との結婚歴を認めたうえでこうツイートした。
〈しかし一部ネットで言われている重婚の事実はない。彼女はたかじんと出会う一年前から、夫とは離婚の協議をしており、たかじんに出会ってそのことを彼に相談していた(証拠メールあり)〉
 冗談も休み休み言ってほしい。『殉愛』によれば、ふたりが最初に会ったのは、2011年12月25日。その後、30日にたかじんと2人で鉄板焼き店に行き、その日の夜、たかじんの自宅にてプロポーズを受けている。
 だが、ネットで暴かれたさくらさんのイタリアでの結婚生活のブログをみると、たかじんと会う前日の24日にイタリア人の夫が来日して二人は日本で合流。「結婚2周年イヴ」を過ごしたことを報告しているのだ。
 そして、たかじんからプロポーズを受ける前々日の28日のブログでは、クリスマスに日本へやってきた夫からプレゼントをもらったことを明かし、「あたし、日本でしか買えないであろう、本人の欲しい物をあげようと思っていたので用意していませんでしたが、ハニーからはアクセサリー」と綴っている。
 ほかにも、2人でお好み焼きに舌鼓を打ち、東急ハンズと思しき店でカニやたこ焼きのカブリものをした夫を写真に撮り、「まだまだ日本を楽しんでいます」という解説付きでアップしている。
 しかも、『殉愛』でたかじんのプロポーズを受け、たかじんと生きていくことを決意した後も、夫との関係が悪化した形跡はない。たかじんが抗ガン剤治療中の3月1日。問題のブログでは父親の看病を理由に日本に留まっていることを明かしたうえ、〈気づいたら3月・・忙しすぎ。元気で都会っ子を満喫してまーす! ハニーに切った髪も見せれたよ〉と記述しているのだ。
 ハニーとはもちろん、たかじんではなく、イタリア人夫のことを指している。おそらく、イタリアにいる夫に写真を送ったのだろうと思われるが、離婚協議中の夫に、わざわざ髪型を変えたと嬉々として写真を送ることなどあるのだろうか。ちなみに『殉愛』では、さくらさんは1月26日にたかじん好みの肩までのボブヘアにカットし、「素敵や! 最高や!」と何度も言われたと綴られている。
 もちろん、前回の記事でも断っておいたように本サイトはだからといって、さくら夫人が「重婚」だったというつもりはない。だが、『殉愛』とブログをつきあわせると、少なくとも、さくら夫人がたかじんとイタリア人夫両方にもうひとりの相手がいることを隠したまま、不倫関係を続けていたことは明らかだ。それを、「たかじんと会う1年前から離婚協議中」とは、百田はこの期に及んでこんな言い訳が通用すると本気で思っているのだろうか。
 さらに笑ったのは以下のくだりだ。
〈彼女の離婚の話を書くかどうかは、実は大いに迷った。本人ができれば知られたくないというプライバシーを明かす必要があるのか、と。誰にでも伏せておきたい過去はある。それに本のメインテーマはそこではない〉
 ようするに、百田はあらかじめ結婚・離婚歴を知っていたが、あえて書かなかったというのである。そして、ツイートをこう強引に締めくくった。
〈本に離婚歴を書かなかったというだけで、ネット上では「とんでもない悪女」という評判が立った。すべては私のミスである。以上!〉
 しかし、いっておくが、百田はたんに離婚歴を書かなかっただけではない。『殉愛』では、当時、さくらさんにイタリア人の親しい男性がいたとしつつ、その関係を「恋人未満」と記述し、彼女がたかじんにその男性のことを「(恋人とは)違います」「でも、父は彼と結婚したらいいと言いました」と語る会話をそのまま掲載している。
 百田が本人の結婚歴にふれないという判断をしたというのなら、ただそれを書かなければいいだけの話。だが、百田はわざわざ彼女が独身だという嘘を書いているのだ。本当に結婚歴を知っていたとしたら、これはノンフィクション作家として致命的だろう。
 また、「本人ができれば知られたくないというプライバシーを明かす必要があるのか」などという言い訳にも唖然とさせられた。それは、そもそもこの本じたいがプライバシーを商売にしているのに何をいってるんだ?というツッコミだけではない。こんなきれいごとをいっている一方で、さくら夫人と対立しているたかじんの娘やマネージャーK氏についてはこれでもかとばかりに、本人の名誉を傷つけるようなプライバシーを暴きたてているからだ。
 たかじんの娘については、「なんや食道ガンかいな。自業自得やな」といったメールを送ってきたことに加え、彼女がたかじんにずっと金をせびっており「娘の頭の中は金しかない!」とまで書いている。
 また、Kマネージャーについても、手術の翌日に女遊びをしていたといったエピソードを暴露し、事務所の「帳簿をいじっていることが判明した」「一千二百万円近い使途不明金があることが明らかになった」「大阪のマンションから、たかじんの私物のいくつか、それに金庫の中の多額の現金が紛失していたのだ」と、まるでKが犯罪に関与しているかのような書き方をしている。
 『殉愛』出版直後から、本サイトが一貫して問題にしてきたのはまさにこのことなのだ。さくら夫人の一方的な情報、主張だけで、裏もとらずに構成する、さくら夫人のことは天使のごとく描写しながら、他方で娘やマネージャーを悪者として描く。このノンフィクションとは思えない詐術に満ちた手法が、こういう問題を生み出したのではないか。
 こうした『殉愛』の手法に対し違和感を表明したのは、最大のヒット曲「東京」をはじめ、たかじんに数多くの楽曲に詞を提供してきた作詞家・及川眠子氏だ。
 及川氏は〈私はヨメとマネージャー双方に会った、たぶん数少ない人間の一人。しかもどちらの味方でも敵でもない(つまりどっちに付いても私の得にも損にもならない)フラットな立場。勿論たかじん本人も知っている。そういう人間に会うのは不都合があったのかな?〉としたうえで、こうツイートした。
〈男女間の真実なんて当人たちにしかわからない。私が怒っている理由はただ1つ。なぜウラも取らずに、1人の人間を犯罪者だと決めつける? ノンフィクション作家を名乗るのであれば、きちんと本人に取材すべき。あの本にはそういった「正当性」がまったくない。〉
 〈百田さんがTwitterで「実態も真実も何も知らない第三者が、何の根拠もなく、匿名で人を傷つける」と怒ってらっしゃったので、実態と真実をちょぴっとだけ知ってる人間が、ちゃんと実名を出して問うている。でも答えてもらえない。私じゃ役不足ですかぁ?〉
 及川氏のように生前のたかじんをよく知り、そして中立の人物までもが『殉愛』に疑義を呈しはじめた、この騒動。それにしても情けないのは、マスコミである。自分たちがあれだけ大宣伝した感動物語の嘘がこんなにはっきりしたのに、その責任をとるどころが、さくら夫人の結婚歴問題をほとんど報道しようとしないのだ。
 『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ)をはじめ、ワイドショーはどの局も1秒も報じなかった。『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ)にいたってはこの状況にもかかわらず、次の日曜日に『殉愛』の感動大特集を放映する予定らしい。スポーツ紙も冒頭に書いたように一応、報道したものの、百田の言い分を垂れ流しただけだった。
 週刊誌も黙ったままだ。本来、こういう美談をひっくり返すのが大好きなはずなのに、百田の"作家タブー"に恐れをなして、「週刊文春」「週刊新潮」「週刊現代」「FRIDAY」「週刊ポスト」など、どの週刊誌も一行も報道していない。
 なかでも嘆かわしいのが「週刊文春」(文藝春秋)である。「文春」は以前に、さくらさんがたかじんの遺骨を見て「うわあ~、焼き上がったマカロンみた~い」と言い放ったことを暴露していたが、『殉愛』ではこの記事を引用し、「これは真っ赤な嘘である」「記事全体の「さくら」(記事中では「S夫人」となっている)像は、かなりひどい。露骨に悪意に満ちている」と百田に糾弾されているのだ。
 もうすぐ百田の連載が「文春」でスタートするため記事にできないともいわれているが、「真っ赤な嘘」とまで書かれて黙っているなんて「文春」にプライドはないのか!と問いただしたくもなる。
 近々では、たかじんの元弟子である打越もとひさ氏がブログやラジオで『殉愛』に反論したり、Twitterではたかじんが遺した直筆の文章をアップし、さくらさんの"たかじんメモ"の真偽を投げかけている。しかし、ここまでネタが揃っても週刊誌メディアは動かない......これだから、「マスゴミは嘘だらけ」なんていわれるのだ。
(酒井まど)
 ◎上記事の著作権は[livedoor・NEWS]に帰属します

たかじんさん遺言本『殉愛』家鋪さくらさん語る/ 百田尚樹がたかじん未亡人の代弁者になって娘を罵倒の理由 2014-11-08 | 本/演劇…など 
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