Quantcast
Channel: 午後のアダージォ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 10101

福井県 工作機械メーカー会長松浦正則さん殺害 死亡しているのを長男夫婦が発見 73歳妻逮捕 老老介護

$
0
0

旭日小綬章受章の会社会長殺害 介護をしていた73歳妻逮捕
 FNN 12/24 19:27
 福井県の工作機械メーカーの会長が自宅で殺害された事件で、この会長の73歳の妻が殺人の疑いで逮捕された。会長は、寝たきり状態で、妻が面倒を見る老老介護の状態だった。
 2008年8月放送の「座・タイムリーふくい」で、「自分のやりたい目標を決めることでしょう」などと、身振り手振りを交えながら就活中の大学生に対し、熱い思いを語る福井県の工作機械メーカー「松浦機械製作所」の会長・松浦正則さん(77)。
 23日、自宅のベッドの上で、松浦会長があおむけになり、死亡しているのを長男夫婦が発見した。
松浦さんは、首をロープのようなもので絞められ、殺害されており、その後、殺人の疑いで妻・松浦米子容疑者(73)が逮捕された。
 米子容疑者を知る人は「奥さんは、たぶん介護疲れ。なんとかならんかったかね。あんなんなる前にね」と語った。
 親しい人から聞こえてきたのは、老老介護という現実だった。
 松浦さんは、2代目経営者として、海外への進出も積極的に行っていた。
 1998年、日本人宇宙飛行士・向井千秋さんも搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー」。
 その燃料タンクを製造する工作機械を提供するなど、国際的にも評価され、2013年度は113億円を超える売り上げを記録した。
 日本を代表する中小企業の経営者として、6年前にはテレビの討論番組にも出演した。
 「座・タイムリーふくい」で、松浦さんは「今、グローバル化する市場に向かって、自分の得意とするものを提供できるかどうか。わたしは、ここが一番大事だと。企業の大小じゃない」と話していた。
 2012年には、国際的に高い評価を得た企業の最高責任者などに贈られる、旭日小綬章を受章した。
 会社のウェブサイトには、その伝達式に、松浦さんとともに出席した、着物姿の米子容疑者の姿も掲載されていた。
 自宅は非常に立派で、屋根は重厚な瓦屋根で、建物自体も大きく、落ち着いた和風の建物。
 また、庭の背の高い植木も、全てきれいに手入れがされている。
 この自宅で、松浦さんは米子容疑者と2人暮らしをした。
 会社関係者によると、松浦さんは、3年ほど前から難病を患っていたという。
 ここ1年で病状が悪化し、寝たきり状態となっていた松浦さんを、米子容疑者が面倒を見る、老老介護の状態だったという。
 米子容疑者を知る人は、「介護疲れしか、わたしらは考えられない。会っても、もうやせて、背中も疲れている様子やったし、やせたね」、「『(松浦さんが)パーキンソン病になった』と言って、会社の車が迎えに来て、乗っていくのもやっとだった。奥さん(米子容疑者)は、よく面倒みてらっしゃった」などと話した。
警察の調べに対し、米子容疑者は、犯行をほのめかす供述をしているという。
 ◎上記事の著作権は[FNN]に帰属します 
------------------------------------------------------
会社会長の夫殺害…73歳妻を逮捕、介護疲れか
 讀賣新聞 2014年12月24日 14時18分
 福井県警は23日、工作機械製作会社「松浦機械製作所」(福井市漆原町)の会長・松浦正則さん(77)を殺害したとして、妻の米子容疑者(73)を殺人容疑で逮捕した。県警は米子容疑者の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、殺害を認める趣旨の供述をしているという。県警は、米子容疑者が介護疲れから殺害に及んだ可能性があるとみて調べている。
 発表では、米子容疑者は23日午前、福井市御幸の自宅1階寝室で松浦さんの首を絞めて殺害した疑い。
 同日午前10時頃、自宅を訪れた長男夫婦が寝室の介護用ベッドの上で死亡している松浦さんを見つけ、110番した。松浦さんの首には、ひものようなもので絞められた痕があった。
 ◎上記事の著作権は[讀賣新聞]に帰属します
.........
〈来栖の独白〉
>自宅を訪れた長男夫婦
 資産もあり、子もいて・・・・。

男性未婚者の増加で親の面倒みる「息子介護」は推計44万人に
 2014年4月19日 7時0分 NEWSポストセブン
 2035年、日本の人口の3人に1人は65歳以上の高齢者という時代がやってくる。老人が老人を介護する“老老介護”はすでに社会問題となっているが、今後、増加が予想されるのが“息子介護”のケースだ。
 これは、80歳を過ぎて老いた親の介護を40代後半~60代前半の息子、つまり男性が一人で担うというもの。
 2010年の国民生活基礎調査によると、「息子介護」の比率は全体の12%。現在、推計44万人の“息子”が親の介護にあたっているという。
 妻や夫、娘や嫁に比べると少ないと思われるかもしれないが、この30年で6倍近くに増え、近年はさらなる増加傾向にある。背景にあるのが日本の家族構造の変革だ。
『迫りくる「息子介護」の時代』(光文社新書)の著者、平山亮氏(東京都健康長寿医療センター研究員)はいう。
「親の介護を妻に任せることができなくなったんです。まず現実問題として、結婚しても夫の親と同居する夫婦は少ない。夫の親と別居している妻の多くには、夫の家に嫁いだ“嫁意識”がない。地理的にも親の実家とは離れています。
 また、妻にしても自分の親の介護で手一杯なケースが多い。娘の側の優先順位は、夫の親より、自分の親です」
 加えて、いまや“嫁”がいない男性は珍しくない。40代以上の男性の未婚者は、2005年の約267万人から、2010年には340万人超となった。
 男性たちは、もはや介護から逃れられなくなった。そこには、様々な弊害が生まれている。たとえば、高齢者虐待だ。介護者が被介護者を虐待するケースは2012年に約1万5000件も報告されているが、加害者の4割は、被害者の息子だった。同じ男性でも被害者の夫の比率は2割以下だ。
「夫が妻を介護する男性介護と、息子が親、特に母親を介護する息子介護とは分けて考える必要があります」と平山氏はいう。
 多くの“息子介護”経験者は排泄、いわゆる下の世話に最も抵抗感を覚えるという。
 生理の処理の苦労を知らず、育児にも携わっていない男性はそもそも、排泄物やオムツ・パッドなどの扱いに慣れていない。
「特に被介護者である親が母の場合が大変。息子にとって、母親の性器を見たり洗ったりするのには、高いハードルがあります」(介護関係者)
 妻のそれと向き合うのとは訳が違う。それでも、実の親を放置するわけにはいかない。相談できる相手もおらず、それがますます、自分を追い込んでいく。
 ※週刊ポスト2014年4月25日号
 ◎上記事の著作権は[NEWSポストセブン]に帰属します

家族などの高齢者虐待、12%増の1万4889件-08年度調査
 2009年20日21時38分配信 医療介護CBニュース
 厚生労働省は11月20日、高齢者虐待についての調査結果を公表した。2008年度の家族などによる虐待は1万4889件で、前年度に比べ12.2%増加している。
 「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査」は、すべての市町村と都道府県に報告された高齢者虐待の事例をまとめたもの。
 介護従事者による虐待が疑われ、相談・通報があったのは451件(前年度より72件増)で、このうち虐待と判断されたのは70件(同8件増)だった。サービス別にみると、認知症グループホームが22件と最も多く、特別養護老人ホームは21件、介護老人保健施設は11件だった。
 高齢者を世話する家族や親族など「養護者」による虐待が疑われ、相談・通報があったのは2万1692件(同1721件増)で、このうち虐待と判断されたのは1万4889件(同1616件増)だった。虐待をした養護者で最も多かったのは「息子」で40.2%、次いで「夫」17.3%、「娘」15.1%となった。
 虐待の種別では、「身体的虐待」が63.6%と最も多く、次いで「心理的虐待」38.0%、「介護等放棄」27.0%、「経済的虐待」25.7%と続いた(重複あり)。
 また、虐待を受けた高齢者の68.2%が要介護認定を受けていた。要介護度別では「要介護3」が21.5%と最も多く、「要介護2」が19.5%、「要介護1」が19.0%となった。また、虐待を受けた高齢者の45.1%が認知症日常生活自立度「以上」だった。
 厚労省は、虐待が前年度より増加した理由として、虐待があった場合の市町村などへの報告に対する周知が進んだことを挙げている。
 ◎上記事の著作権は[Yahoo!JAPAN ニュース]に帰属します
--------------


Viewing all articles
Browse latest Browse all 10101

Trending Articles