パリで大規模行進、世界の首脳も参加 仏紙襲撃
2015.01.12 Mon posted at 10:07 JST
(CNN) フランスで先週起きた連続テロに抗議する大規模な行進が11日、パリ市内で実施され、世界各国の首脳らが参加した。国連の仏代表部によると、参加者数は同国史上最大規模となる370万人以上に及んだ。
行進にはオランド仏大統領に加え、キャメロン英首相やメルケル独首相、ラホイ・スペイン首相らが顔をそろえた。対立関係にあるパレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエルのネタニヤフ首相もともに駆け付けた。現場からの写真は、メルケル首相がオランド大統領の肩にそっと頭を寄せる場面をとらえている。
行進は午後3時にパリ中心部の共和国広場を出発。多くの人がそのまま夜までとどまった。この中には仏イスラム評議会(CFCM)のブバクール会長の姿もあった。
参加者らは、事件で襲撃された風刺週刊紙「シャルリー・エブド」の名前を取った「私はシャルリー」というスローガンなどを掲げ、手をつないで歌うなどしてテロへの抗議と連帯を示した。
カズヌーブ仏内相らによると、当局は2300人の警官らを出動させ、狙撃手や私服警官、対テロ要員を配置するなど厳戒態勢を取った。
米国からはハートリー駐仏大使が参加したが、オバマ大統領やケリー国務長官らの姿はなかった。CNNは大統領が参加しなかった理由を国務省とホワイトハウスに問い合わせたものの、返答は得られていない。
テロの脅威は仏国内にとどまらず、この日も世界各地で続いた。ベルギーでは新聞社に爆破を予告する匿名の電話が入り、従業員らが避難。警察が道路を封鎖する騒ぎとなった。
ニューヨーク市警(NYPD)など全米の捜査機関には、10日にイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が流したビデオを受けて警戒を促す指示が流れた。CNNが入手した情報によれば、ビデオはISISの報道担当者がメンバーに「情報当局者や警官、兵士、市民の殺害」を指示する内容。標的として米仏両国とオーストラリア、カナダを名指ししている。
イスラム過激派系のウェブサイトでは、パリ東部のユダヤ系食料品店に立てこもり、警察の突入作戦で死亡したアメディ・クリバリ容疑者(32)がISISの最高指導者、アブバクル・バグダディ師に忠誠を誓った場面とされるビデオが公開された。米情報当局が本物かどうかを調べているという。
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〈来栖の独白〉
過剰反応のようにも感じる。報道の自由などという領域になると、思考停止というか、とにかく抗議。ジャーナリズムは、聖域か。
シリアでは、独裁政権により、多くの市民が日々殺害されている。上記デモは、片面、シリアを利する。
下記記事は、ボコ・ハラムによる残虐を伝えている。これこそ、看過できない。
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少女の着衣の爆弾が爆発、何者かが遠隔操作か ナイジェリア
CNN.co.jp 1月12日(月)10時18分配信
ナイジェリア・カノ(CNN) ナイジェリア北東部ボルノ州マイドゥグリで10日、少女が身に着けた爆弾が爆発し、少なくとも20人が死亡した。負傷者は警察の推計で18人、病院の推計では51人に上っている。 11日には隣接するヨベ州でも女2人が自爆する事件があり、3人が死亡、43人が負傷した。
目撃者などの証言によると、マイドゥグリの事件では10日午後零時40分ごろ、大勢の人出でにぎわう同市最大の市場の入り口で、金属探知機による検査を受けていた少女の身に着けていた爆弾が爆発した。
目撃者は「少女の着衣の下の金属に反応して金属探知機の警報が鳴り、少女を人混みから引き離す前に爆発が起きた」「離れた場所から見ていた共犯者が遠隔操作で作動させたらしい」と話している。
この爆発で少女のほか、市場入場者の身体検査を行っていた警備員などが死亡。病院に運ばれた負傷者も多数が重体となっている。
少女の年齢は不明だが、治安関係者によれば17~18歳だったという情報があるほか、目撃者の1人は10歳前後に見えたと話している。
マイドゥグリ市の市場を狙った自爆テロは7月以来、これで4度目。犯行声明は出されていないが、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が関与したとの見方が強まっている。
ボコ・ハラムはナイジェリア各地で襲撃を繰り返して住民を殺害し、若者を自爆テロ犯に仕立てているとされる。
最終更新:1月12日(月)10時18分
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女児2人が自爆か ナイジェリアで2日連続
日本経済新聞 2015/1/12 6:42
【ナイロビ=共同】ナイジェリア北東部ヨベ州ポティスクムの市場で11日、爆発が2回あり、少なくとも3人が犠牲になった。ロイター通信は目撃者の証言から、10歳ぐらいの女児2人による自爆テロだったと伝えた。一方、フランス公共ラジオは10代半ばの少女と20代前半の女性の犯行と報じ、情報は錯綜(さくそう)している。
北東部では10日にも、ボルノ州の州都マイドゥグリの市場で、10歳前後の女児に装着された爆弾が爆発し、少なくとも19人が死亡したばかり。いずれもイスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。
11日のポティスクムでの爆発についてフランス公共ラジオは、市場の入り口近くで20代前半の女性の爆発物が爆発し、直後に現場から離れようとした少女の爆発物も爆発したと報じた。
ボコ・ハラムは昨年後半から女性や少女による自爆テロを繰り返しており、若い女性らが強制されている可能性が指摘されている。
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◇ 「どこの国でもいいから助けてくれ!」 シリア国民の悲痛な叫びを聞いてほしい 黒井 文太郎 2013-09-10 | 国際
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◇ [なぜシリアは空爆されるのか? 日本よ、本当の外交に目覚めろ] 伊吹太歩の時事日想 2013-09-05 | 国際
オバマ大統領は米議会の承認を得た上でシリアを空爆すると発表した . . .
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◇ 「シリア空爆のシナリオ アサド政権の化学兵器使用と恐怖政治」 黒井文太郎 2013-09-04 | 国際
アサド政権は独裁体制を守るためなら、どんな非道なことでも躊躇しない政権 . . . 本文を読む
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