首相、憲法改正「自然なこと」 維新の協力に期待
2015/01/14 19:32【共同通信】
安倍晋三首相は14日、関西テレビの番組に出演し、憲法改正に強い意欲を示した。「憲法を変えていくのは自然なことだ。私たち自身の手で憲法を書いていくのが、新しい時代を切り開くことにつながる」と述べた。
同時に、今後の改正項目の絞り込みに関し「これから議論するが、維新の党やほかの党にも賛成してもられえれば、ありがたい」と他党の協力に期待を示した。
現行憲法について「成立して70年近くになる。占領下でできた経緯があり、日本人が自らの手でつくったとは言い難い」と指摘した。
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産経ニュース2015.1.14 23:33更新
首相「都構想意義ある」 憲法改正でも維新に秋波
安倍晋三首相は14日、関西テレビ番組に出演し、維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長が主導する「大阪都構想」について一定の理解を示した。同時に維新に対し、憲法改正に向け協力を求めた。自民党大阪府連が反対する大阪都構想に対して官邸サイドは表向き関知しない姿勢を示すものの、首相は都構想に理解を示すことで悲願の憲法改正に向けて維新をつなぎ留めたい思惑がありそうだ。
首相は番組で、都構想に関し「二重行政をなくし住民自治を拡大していく意義はある。(5月17日の)住民投票で賛成多数となれば必要な手続きを粛々と行いたい」と述べた。
憲法については「変えていくのは自然なことだ。私たちの手で憲法を書いていくのが新しい時代を切り開くことにつながる」と述べ、改正に改めて意欲を示した。その上で「維新が憲法改正に積極的に取り組んでいることに敬意を表したい。維新や他党にも賛成してもらえれば、ありがたい」と語った。
これに先立ち、公明党の山口那津男代表は14日、都構想の住民投票に賛同すると方針転換した理由について「(大阪の)行政と議会がうまく機能していない。住民投票を検討する余地がある」と述べ、行政と議会の対立を打開するためだったとの認識を示した。大阪市内で記者団に答えた。
大阪府市法定協議会会長の今井豊府議は14日、総務省を訪れ、都構想の制度案となる協定書を提出した。
都構想に対し、自民党は大阪府連が反対し、党本部内も「大阪の線引きを変えるだけの話だ」(幹部)と冷ややかに見る向きが強い。首相が理解を示したのは、共同代表という維新の双頭体制が解消され、対決路線の江田憲司代表の影響力が強まっていることと無関係ではなさそうだ。首相が引き続き「責任野党」としての役割を維新に期待しているといえる。
公明党が住民投票の実施容認に方針転換したことに関し、首相は番組で「全くない」と強調したが、維新顧問の松井一郎大阪府知事とパイプを持つ菅義偉官房長官が調整に動いたとの見方は消えない。(坂井広志)
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