佐世保事件、少女を父親殺人未遂容疑で再逮捕
2015年01月20日 12時07分
長崎県佐世保市の高１女子生徒殺害事件で、殺人容疑で逮捕された同級生の少女（１６）について、長崎県警は２０日、父親（昨年１０月に死亡）に対する殺人未遂容疑で再逮捕した。
発表によると、少女は昨年３月２日午前３時過ぎ、佐世保市の自宅で就寝中の父親（当時５２歳）の頭などを金属バットで複数回殴るなどして殺害しようとした疑い。父親は外傷性くも膜下出血などで全治２週間のけがを負った。
少女は「（父を）殺すつもりだった」という趣旨の供述をしており、容疑を認めているという。県警は再逮捕について、「同級生を殺害した事件と、今回の殺人未遂事件はつながっており、深く掘り下げる必要があると判断した」としている。
少女は昨年７月２６日に高校の同級生の女子生徒（当時１５歳）を一人暮らしをしていたマンションの自室で殺害したとして、翌２７日逮捕され、遺体を切断するなどした死体損壊の容疑でも追送検されている。
長崎地検佐世保支部は、少女の刑事責任能力の有無などを調べるため、昨年８月１１日から２度の延長期間を経て約５か月間、少女の鑑定留置（精神鑑定）を行い、今月１６日に終了。勾留期限の２０日、少女をいったん処分保留で釈放し、県警が再逮捕した。
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