オレ竜逆転先勝!延長戦采配ズバリ
「日本S第1戦、ソフトバンク1-2中日」(12日、ヤフド)
中日が忌まわしき過去と決別した。9連敗中の鬼門・ヤフードームで、オレ流指揮官が奇跡の花道に前進だ。15年ぶりに初戦から延長戦に突入した激闘を制した。完全優勝を飾ったソフトバンク有利の下馬評を覆した。落合竜の粘りが結実した。
落合カンピューターが見事にはまった。指名打者制度が適用されるパ・リーグ本拠地での試合。和田を指名打者に置き、左翼にはソフトバンク・和田との対戦打率4割を誇る小池を据えた。両者の2発が鮮やかな逆転勝利を演出した。
チーム屈指の和田キラーが、同姓対決を制した。無安打無得点に抑えられていた七回、1死。通算対戦打率・446を残す抜群の相性はダテではなかった。左中間席へ、チーム初安打となる同点1号ソロ。無風の三塁側ベンチに強烈な追い風が吹いた。
「今まで見た中で、こんなに真っすぐが速いのかというぐらいだった。でも、あの回ぐらいから、ちょっと落ちてきたかなと」。敵軍エースが漂わせたスタミナ切れを察知した。力勝負から対応重視にスイッチ。頭の切り替えが功を奏した。
小池は頭脳戦を制した。十回、2死。簡単に2球で追い込まれた。完全なボール球のフォークを空振りした。「もう1球来るんじゃないかと頭の片隅に置いていた」。読み通り。少し甘めに入った勝負球。決勝弾を左翼席へ運んだ。
「らしいと言えばらしい試合。こういうゲーム展開には慣れてる。ベンチも落ち着いたもんだった。でも、今日は今日。明日の試合をどう戦うか、その1点だけ」。落合監督は勝ってカブトの緒を締めた。4つ勝たなきゃ笑えない。残り3つをどう勝つか。オレ流指揮官の目線は前を見つめて動かない。
(デイリースポーツ2011年11月13日)
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野村克也×落合博満 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=a76NUQSXcJE
2011/02/19
記者に喋らないのは「記者連中、野球を理解しようとしないもん」「監督が一面、張っているようじゃダメ」
「スコアラーは十何人」
「ミーティングはやらない」
「だったら俺の数字、抜いてみろ。それから能書き垂れろ」
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日本シリーズ オレ竜逆転先勝!延長戦采配ズバリ/ 野村克也×落合博満
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